〈オペラ座の怪人〉の著者としても有名

FRA ガストン・ルルー
(Gaston Leroux)

オペラ座の怪人
「オペラ座の怪人」
(1910年)
(東京創元社)

 フランスの小説家で、推理小説史上に残る古典的名作「黄色い部屋の謎」の作者であり、映画やミュージカルで有名な「オペラ座の怪人」原作者としても有名です。

 ミステリ以外にもファンタジー・歴史・政治・SF・ユーモア・スリラーとあらゆるジャンルの小説に挑戦しました。 また報道記者として戦地でも活躍した人です。

 ルルーは文豪ディケンズやコナン・ドイルを読み推理小説に関心をもちます。そしてポオの「モルグ街の殺人」やドイルの「まだらの紐」に触発され、新聞社から連載を求めに応じて、奮起して書き上げたのが黄色い部屋だといいます。


■作家ファイル■

出身地
フランス、パリ郊外で生まれる
生没
1868年5月6日~1927年4月15日
作家としての経歴
1907
フランスの新聞〈イリュストラシオン〉紙上に「黄色い部屋の謎」を発表
以後ルルタビーユものを8作発表
1910
長編「オペラ座の怪人」を発表
シリーズ探偵
ジョゼフ・ルルタビーユ (Joseph Rouletabille)
怪人シェリ・ビビ (Chéri Bibi)
代表作
「黄色い部屋の謎」(ルルタビーユ)
「オペラ座の怪人」
ランキング
EQアンケート24位

■著作リスト■

1 ジョゼフ・ルルタビーユ記者登場作品リスト

2 怪人シェリ・ビビ登場作品リスト

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 Premières aventures de Chéri-Bibi 1921 -
2 Nouvelles aventures de Chéri-Bibi -
3 Le coup d'État de Chéri-Bibi 1926 -

3 その他の主な邦訳作品

【長編】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 La double vie de Théophraste Longuet 1904 -
2 Le roi mystère 1910 -
3 Le faunteuil hanté 1911 -
4 オペラ座の怪人
(オペラ座の怪)
創元推理文庫530-2
早川文庫58-3
角川文庫('00)
講談社ルビー・ブックス3('98)
平凡社 世界探偵小説全集11('30)
5 Un homme dans la nuit -
6 Balaoo 1912 -
7 La reine du sabbat 1913 -
8 L'epouse du soleil -
9 Confitou 1917 -
10 La Colonne infernale -
11 L'Homme qui revient de loin -
12 Le capitaine Hyx 1920 -
13 La battaille invisible -
14 Le Coeeur cambriolé 1922 -
15 Tue-la-mort 1923 -
16 Le sept de tréfle -
17 La Poupée sanglante
吸血鬼
1924 独立'24.6-9
18 殺人機械 春陽堂 探偵小説全集12('29)
19 Le ténébreuses 1925 -
20 La farouche aventure -
21 Le fils de trois pères 1926 -
22 La mansarde en or -
23 Mister Flow 1927 -
24 Les chasseurs de danses -
25 Les Mohicans de Babel 1928 -

【短編集】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 ガストン・ルルーの恐怖夜話 1977 創元推理文庫530-1 没後出版
すべて1920年代発表の作品
1 金の斧
(斧)
早川文庫「心やさしい女」('85)
HMM'67.5
新青年'35春期増刊
2 胸像たちの晩餐
(トルソーの饗宴)
創元推理文庫169-3「ディナーで殺人を/上」('98)
EQ'81.1
3 ビロードの首飾りの女
4 ヴァンサン=ヴァンサンぼうやのクリスマス
5 トランプ
6 恐怖の館
7 火の文字
8 蝋人形館

【邦訳短編】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 L'Homme qui a vu le diable
悪魔に会った男
白水社「フランス幻想文学傑作選3」('83)
2 四人の夫と十二人の求婚者 新青年'29夏季増刊 原題不明

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