妖術師の島 タイトル

妖術師の島

原題

Finding Maubee

発表年

1971

著者/訳者/解説

A・H・Z・カー/大庭忠男/S

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

227(巻末「ベテラン作家のMWA新人賞受賞作」および邦訳短編リスト)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ1212
セント・カロ島へ行ったことのある者なら誰でも知っていることだが、この島はカリブ海地方で私生児の出生率がもっとも高く、犯罪の発生率はもっとも低い。眠たげな小さな首都グラスデューの警官のおもな仕事といえば、若い母親の申し立てに基づいて、生れたばかりの赤ん坊の父親を捜し出すことだった。殺人事件などは黒人の警察署長ザビアー・ブルックの経験でも皆無だった。ところが、その殺人事件が起きた。
マンゴービーチのホテルに泊まっていた白人観光客が、現地人がヤシ割に使う手斧で惨殺され、そばにモービーの名の入った黒い手帳が落ちていた。モービーは、島の人々、特に女たちの尊敬を集めるロビン・フッドのような伝説的な盗賊だった。これまで何度も警察に追われたが、彼をかくまう者が多く、捕まったことがなかった。しかし今回は殺人、しかも白人だ。知事の席を担う副知事は必ずモービーを逮捕するよう、ブルック署長に命令を下した。ブルック署長は、モービーの幼友だちだったが、草の根を分けてもモービーを捜し出すことを決意した。が、捜査が進むうちに白人観光客の腐敗した姿、島に残る妖術による殺人など、事件は意外な様相を呈していった! EQMMコンテスト第一席の「黒い子猫」などでダール、エリンと並ぶ短篇の名手として知られたカーの処女長編。MWA処女長篇賞受賞作!

初版

1973年(460円)

重版

1979年に重版

入手

amazon

ISBN

4-15-001212-1

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