USA トム・アラゴン弁護士
(Tom Aragon)

明日訪ねてくるがいい
「明日訪ねてくるがいい」
(1976年)
(早川書房)

 マーガレット・ミラーの生み出した弁護士探偵で、サンタフェリシタ市を舞台に活躍するヒスパニック系のアメリカ人。

 その風貌は角縁眼鏡にひょろっとした体型で、どことなく弱々しい印象を与えますが、性格は至って真面目な好青年です。

 スメドラー法律事務所に勤務し、事務所のお局的存在のチャリティにいつも苛められ、女医をしているしっかり者の妻には頭が上らず、事件が起きても自ら解決できずに、傍観者として見守っているうちに勝手に解決してしまなど、頼りない面が多く、その位置づけも探偵というよりは事件と読者をつなぐ橋渡し的な存在と見るのが妥当かもしれません。


■原作■

マーガレット・ミラー
(Margaret Millar 米 1915-94)


■人物ファイル■

職業
アメリカのサンタフェリシタ市のスメドラー法律事務所に勤務する弁護士
事件簿
3長編に登場

■事件ファイル■

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 明日訪ねてくるがいい 1976 HPB1299
2 ミランダ殺し 1979 創元推理文庫247-4
3 マーメイド 1982 創元推理文庫247-5

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