シスター・マリア・アーシュラ
（ウルスラ修道尼）
(Sister Maria Ursula)

「密室の魔術師」
（1949年）
（宝石社　別冊宝石99号）

　アメリカの本格ミステリ作家で評論家としても名高いアントニー・バウチャーがＨ・Ｈ・ホームズ名義で発表した２長編と５短編に登場する修道尼探偵。

　ベタニアのマルタ修道女会（Ｏ・Ｍ・Ｂ）に所属する修道女で、尼僧ということで女性らしさはあまり感じられず、年齢も定かではありませんが、尼僧らしく犯罪者に対しては殺人について冗談を言う人間はいないということを告解室の中で説いて聞かせます。

　そして彼女の脇を固める新進作家マシュー（マット）・ダンカン、タレンス・マーシャル警部とその妻で密室ファンのレオーナたちが、物語に色を添え楽しい雰囲気を作り出してくれています。

■原作■

Ｈ・Ｈ・ホームズ（アントニー・バウチャー）
(H. H. Holmes = Anthony Boucher 米 1911-68)

■人物ファイル■

職業

ベタニアのマルタ修道女会（Ｏ・Ｍ・Ｂ）の修道女

協力者

新進作家マシュー（マット）・ダンカン
タレンス・マーシャル警部とその妻で密室ファンのレオーナ

事件簿

２長編５短編

■事件ファイル■

【長編】

【短編集】

【未収録中短編】

【参考】「ハヤカワ・ミステリマガジン1977年６月号」（早川書房）

TOPへ