豪勇大酒の快男子

UK ヒュー・ドラモンド大尉 (ブルドッグ・ドラモンド)
(Captain Hugh Drummond (Bulldog Drummond))

怪傑ドラモンド
「怪傑ドラモンド」
(1920年)
(ポプラ社)

 イギリスの小説家サッパーの生み出した元大尉の退役軍人で、デュマのダルタニやモーリス・ルブランのアルセーヌ・ルパンと肩を並べる快男子キャラクターです。

 その風貌は見た目は鼻がつぶれていい方ではありませんが、快活で澄んだ瞳をし、背が高く体格はがっちりとしていて、柔道の達人でもあり、大の酒好き。弱い者を助け強い人間に立ち向っていくその姿は周りからも厚い信頼を寄せられています。

 第一次世界大戦に参戦し、その勇猛果敢な活躍ぶりからイギリス自軍から〈ブルドッグ〉の異名をつけられ、数々の武勲を挙げて勲章まで授かり無事に退役します。

 しかし、戦後の平穏で安全な暮らしぶりは自分には合わないと感じた彼は、刺激を求めて新聞に冒険を求めて広告を出します。これを見てやってきた依頼人のために蛮勇をふるって大活躍を見せてくれます。


■原作■

サッパー(ハーマン・シリル・マクニール)
(Sapper (Herman Cyril McNeile) 英 1888-1937)


■人物ファイル■

職業
元イギリス軍大尉
第一次世界大戦に従軍し〈ブルドッグ〉の異名をとる大活躍を見せて退役
特技
柔道
好きなもの
酒、冒険

■事件ファイル■

【長編】

カッコ内は全て映画化されたときのタイトル名

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 ブルドッグ・ドラモンド
(鉄人対怪人)
(怪傑ドラモンド)
(死を賭して)
1920 春陽堂 探偵小説全集9「コナン・ドイル集/サッパア集」('29)
ポプラ社 世界推理小説文庫10('64)
大日本雄弁会講談社 少年少女世界探偵小説全集20('58)
ポプラ社 世界名作探偵25('55)
新青年'25.6増大
映画化('29)
2 The Black Gang
ブルドッグ・ドラモンド後日譚
1922 新青年'29.10-'30.2
3 The Third Round
第三ブルドッグ・ドラモンド
(Bulldog Drummond's Peril)
1924 新青年'34.1-6
4 The Final Count
(Arrest Bulldog Drummond)
1926 -
5 The Female of the Species
(Bulldog Drummond Comes Back)
1928 -
6 Temple Tower
(Bulldog Drummond's Secret Police)
1929 - 映画化('39)
7 The Return of Bulldog Drummond
(Bulldog Drummond's Revenge)
1932 -
8 Knock Out
(Bulldog Drummond Strikes Back)
(霧に立つ影)
1933 - 映画化('34)
9 Bulldog Drummond at Bay 1935 -
10 Challenge
(Bulldog Drummond in Africa)
1937 -
11 Bulldog Drummond Saves a Lady
(Bulldog Drummond Escapes)
- 映画化('37)

【ジェラルド・フェアリー(Gerard Fairlie)による長編】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 Bulldog Drummond on Dartmoor 1938 -
2 Bulldog Drummond Attacks 1939 -
3 Captain Bulldog Drummond 1945 -
4 Bulldog Drummond Stands Fast 1947 -
5 Hands Off Bulldog Drummond 1949 -
6 Calling Bulldog Drummond 1951 -
7 The Return of the Black Gang 1954 -

【短編集】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1

The Dinner Club

1923 - 全12編
2 Lonely Inn -
3 The Mystery Tour -
4 Bulldog Drummond and the Oriental Mind
(Bulldog Drummond's Bride)
- 映画化('39)
5 Thirteen Lead Soldiers -
6 Wheels Within Wheels -

【参考】海外サイト「The THRILLING DETECTIVE WEB SITE」様
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