高速道路の殺人者 タイトル

高速道路の殺人者

原題

Killer on the Turnpike

発表年

1961

著者/訳者/解説

W・P・マッギヴァーン/佐倉潤吾/佐倉潤吾

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

174

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ782
ニューヨークを起点に、三つの州にまたがる有料高速道路は、その夜、大統領一行が通るので特別警戒が敷かれていた。夕方から降り出した雨は時が経つにつれて激しくなり、車のヘッドライトが暗闇の夜空に、槍のような雨脚を黄色く浮かび上がらせていた……。
夜間パトロール巡査ダン・オリーヤリーは激しい雨を呪いながら、広い高速道路をパトロールしていた。と、高速道路わきのレストランの前に、一台のビュイックが乗り捨てられてあるのに気づいた。不審に思った彼は車のナンバーを調べると、警察本部に連絡した。折り返し警察本部から返事が来たが、それによると、その車は一時間ほど前にニューヨークで若夫婦を殺した男が使ったものだった! オリーヤリーは緊張し、直ちにビュイックのところに引っ返したが……その矢先にまたまた一人の男が殺され、一台のフォードが盗まれたのである─しかも、大統領の車は刻一刻と高速道路に近づきつつあった!
マッギヴァーンの才能の多面性を如実に示す傑作集!中篇『高速道路の殺人者』ほか、『ウィリーじいさん』『デュヴァル氏のレコード』などの異色短篇を収録。ハードボイルド派の頂点に立つマッギヴァーンが、腹圧な構成に見事なサスペンスを加えて描き出す問題作!

初版

1963年(180円)

重版

1980年に重版

入手

amazon

ISBN

4-15-000782-9

1 高速道路の殺人者 (Killer on the Turnpike)

2 祈らずとも (Without a Prayer)

3 ウィリーじいさん (Old Willie)

4 デュヴァル氏のレコード (The Record of M. Duval)

5 ベルリンの失踪 (Missing in Berlin)


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