マーゴット・ベネット
(Margot Bennett)

「飛ばなかった男」
（1955年）
（東京創元社）

　イギリスの女性推理小説家。スコットランドに生まれ、スコットランドとオーストラリアで教育を受け、その後シドニーとロンドンでコピーライターとしての仕事に就きます。

　1945年に「帽子をかえる季節」でデビューし、これがスパイ小説の巨匠グレアム・グリーンから絶賛を浴び、続く第２作の「小さい魚が泳ぎ去った」は黄金時代の代表作家の一人アントニイ・バークリーから絶賛されます。

　その後「飛ばなかった男」でＣＷＡのシルヴァー・ダガー賞を、「過去からやって来た者」でＣＷＡのゴールド・ダガー賞を受賞するなど、日本では邦訳も少ない彼女ですが２年連続のＣＷＡ賞受賞にその実力と才能を窺い知ることができます。

■作家ファイル■

出身地

イギリス、スコットランド

生没

1912年～1980年12月6日

作家としての経歴

1945

長編「帽子をかえる季節」で作家デビュー

1955

「飛ばなかった男」でイギリス推理作家協会（ＣＷＡ）賞シルヴァー・ダガー賞を受賞

1958

「過去からやってきた者」でイギリス推理作家協会（ＣＷＡ）賞ゴールド・ダガー賞を受賞

シリーズ探偵

ビルマ戦線から復員した私立探偵ジョン・ディヴィーズ (John Davies)

代表作

「飛ばなかった男」
「過去からやってきた者」

■著作リスト■

１　私立探偵ジョン・ディヴィーズ登場作品リスト

２　その他の作品

【長編】

【邦訳短編】

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