最後の飛行 タイトル

最後の飛行

原題

Last Plane Out

発表年

1970

著者/訳者/解説

ジョン・ボール/沢川進/沢川進

カバーデザイン

山野辺進

ページ数

239

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワ・ノヴェルズ
アメリカ陸軍所属ダグラスC-54は大西洋の夜の中を飛んでいた。これは機長にとって最後の飛行になるはずだった。ローマで飛び入りの従軍牧師を乗せて、あとはカサブランカとバーミュダに寄ってマイアミが終着駅だ。大戦後、幾多の引揚者をアメリカ本土に連れ帰ったこの空路も今夜で閉鎖されるわけだ。 カサブランカで問題が起きた。その空港の路線マネージャーが、突然、秘書と結婚すると言いだしたのだ。従軍牧師がとりおこなって式が終った後、マネージャーは一緒にアメリカに帰ると主張した。だが、秘書はパスポートも身分証明書も持っていなかった……。
これは機長、機関士、ナビゲーターや整備士たちが空に追う夢や友情、そして彼らの人生模様のなかに現われる女たちとの愛を描いた物語である。アメリカ探偵作家クラブ新人賞受賞作『夜の熱気の中で』など多くの秀れたミステリを著した著者がみずからのパイロットとしての経験を生かして、大空に生きる男たちを描いた傑作!

初版

1973年(630円)

重版

入手

amazon

ISBN

4-15-207209-1

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