震える山 タイトル

震える山

原題

The Shivering Mountain

発表年

1959

著者/訳者/解説

ポール・ソマーズ(アンドリュウ・ガーヴ)/中桐雅夫/編集部S

カバーデザイン

上泉秀俊

ページ数

160(巻末「ガーヴの別名、ソマーズ」)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ634
ロンドンのレコード新聞の記者、ヒュー・カーティスが、ランドン事件に携わるようになったのは、ほんの偶然にすぎなかった。その日曜日は、まったく事件がなかった。勤務時間が終る15分前に、問題のニュースが入ったとき、ヒューは帰り支度をはじめていた。が、そのニュースにしても、はじめは興味をひかなかった。何者かがクララ・ウォーという女性に、彼女の父親が自動車事故に遭ったと電話で知らせたのだ。しかし、クララが病院にかけつけてみると、父親の姿がない。偽電話─ヒューはそう思ったのだが、取材のため、パーマーズ・ロードにある女の家に行ってみた。と、家の前には、二人の警官が乗ったパトロール・カーが駐まっているではないか。そして、ヒューが偽電話の一件を警官の一人に話すと、その警官はいきなりドアをこじ開けて、家の中に飛び込んで行った。だが、部屋には誰もいなかった。裏のドアはガラスが壊されて、破片が床に飛び散っている。この光景を見て、警官は大声で叫んだ。「ランドン!」
ヒュー・カーティスはあっと思った。それも道理、アーサー・ランドンは、軍需省で機密の研究に携わる物理学者だったのだ。その彼が、娘のクララを訪ねたまま、謎の失踪を遂げた! しかも、間もなく彼の身代金を要求する脅迫状が、軍需省に舞い込んだのだ!
名手アンドリュウ・ガーヴがソマーズの別名で発表する期待のサスペンス・スリラー!

初版

1961年(140円)

重版

入手

amazon

ISBN

なし

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