地下洞 タイトル

地下洞

原題

A Hole in the Ground

発表年

1952

著者/訳者

アンドリュウ・ガーヴ/宇野輝雄

カバーデザイン

上泉秀俊

ページ数

262

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ663
イギリス労働党下院議員ローレンス・クイルターは、ウエスト・カンブリアン地方に、祖先伝来の邸宅と土地を相続していた。8月のある日─山荘で古文書を整理していた彼は、その中に一枚の古びた地図を見つけた。驚くべきことに、それは彼の所有地に人知れぬ地下洞が存在することを示していた! クイルターが激しい好奇心の虜になったとしても無理からぬことだった。彼は早速、地図を頼りに一人秘かな探険を思い立った。だが、洞穴は想像も及ばぬほど奥深く広がり、探険は到底一人では困難だった。ところが折りも折り、願ってもない相手が見つかった─洞穴探険に豊富な経験を持つピーター・アンスティが、この話に飛びついてきたのだ。かくて、彼らは洞穴の征服に取りかかった。
事故は突発的に起った。狭いトンネルを探険中、アンスティが急激に水かさを増した地下水に呑まれてしまったのだ! 幸いにクイルターは助かった。が、それも必死に救いを求める相手を打ち捨てて、逃げ出したおかげなのだ。彼は、この出来事を秘密にしておいた。もちろん、今度の彼らの探険を知っている者はいないはずだったが……。
サスペンス派の驍将ガーヴが英国北西部の荒涼たる土地を舞台に展開する第一級のサスペンス・スリラー!

初版

1961年

重版

1985年再版(783円)

入手

amazon

ISBN

4-15-000663-6

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