死を呼ぶブロンド タイトル

死を呼ぶブロンド

原題

The Blonde Cried Murder

発表年

1956

著者/訳者/解説

ブレット・ハリデイ/田中小実昌/S

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

162(巻末「中篇と長篇」)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ641
マイアミの空に細い月がかかっている午後9時32分─ヒビスカス・ホテルの電話交換手エヴリンの受話器に女のひきつった声が飛び込んできた、「316号室に男が殺されている」と。だが、実際に電話がかかってきたのは360号室からだった。316号室というのは自分の聞き違いなのだ─彼女はそう判断すると、ホテルのお抱え探偵オリヴァー・パットンに360号室で殺人があったと報告した。間髪をおかず、パットンは360号室に駆けつけた。が、男の死体はおろか電話をかけた女の姿もない。念のため316号室も調べたが、何の異常もなかった……
同じ頃、ヒビスカス・ホテルの横の暗い路地に一台のタクシーが差しかかる。と、若い女が必死の形相で車の前に飛び出した。そして、危うく急停車した車に飛び込むと、運転手に向って、男に追いかけられているから、早く車を走らせてくれ、と哀願するのだった。一方、わずかの所で女を取り逃がした顔に傷のある男は、走り去るタクシーのナンバーを見てとると、その足でタクシー会社に向った。そして、問題の車が私立探偵マイケル・シェーンのアパートでその女を降ろしたのを確かめたのだった! マイケル・シェーンの、美人局に絡む殺人事件に挑戦!

初版

1961年(140円)

重版

入手

amazon

ISBN

なし

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