ギリシャで殺人 タイトル

ギリシャで殺人

原題

When in Greece

発表年

1969

著者/訳者/解説

エマ・レイサン/金田文夫/S

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

281(巻末「新女流本格派の最高傑作」)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ1148
ケン・ニコルズはクーデターが起ったとき、アテネを遠く離れたサロニカのまた北方50キロのところにいた。彼はスローン銀行のギリシャ駐在員として、銀行が巨額の資金を投じている多目的ダムの建設現場を視察にきた所だった。田舎のために情報がなかなか入ってこなかった。国際情勢はどう動いているのか、このクーデターはスローンとギリシャの関係を悪化させないだろうか? 正確な情報を得、ウォール街のスローン銀行と連絡をとるためいち早く首都アテネに赴く必要があった。内務省のバカリアスの協力を得て、ケンは雑踏したサロニカ駅についた。列車の到着を待つ間、彼はサロニカ大学のザイロス博士という男と二言、三言言葉を交わし、名刺を交換した。その直後である。ケンは数人の兵士に突如逮捕され、行方を断ってしまったのである……。
スローン銀行副頭取サッチャーは次第に不安になった。様々なクーデター関係のニュースが入ってくるのに、肝心のケンの行方、新政権のスローンへの態度はようとして知れないのだ。急遽派遣した辣腕社員のゲイブラーがまた消息を断つに及んで、動乱の最中に陰謀の影を濃くしてゆくギリシャはついに名探偵サッチャー自身の登場を迎えることになった!─新女流本格派レイサンが壮大な冒険と推理を展開する彼女自身の最高傑作!

初版

1971年(470円)

重版

入手

絶版

ISBN

4-15-001148-6

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