死は深い根をもつ タイトル

死は深い根をもつ

原題

Death Has Deep Roots

発表年

1951

著者/訳者

マイクル・ギルバート/中川龍一

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

249

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ662
ロンドン中央刑事裁判所には、殺人犯の公判をみんものと早朝から傍聴人がつめかけていた。第二次大戦中、フランス対独抵抗運動に活躍していた英軍の勇士エリック・ソースビイ少佐が殺害され、その容疑が若いフランス人ヴィクトリア・ラマルチーヌにかかっていたのだ!
被告ヴィクトリアの有罪は、いまや決定的だった。しかし、この事件の裏には過去の複雑な根が絡まっていたのだ─彼女がソースビイ少佐を知ったのは、ロワール河地域にあった対独抵抗隊マキ団であった。当時、彼女はマキ団の連絡場所の一つ、シェーズ爺さんの農場で家事を手伝っていた。ある日、イギリスからウエルズ中尉なる人物が少佐に連絡にきた。抵抗運動の絶滅を計っていたナチは、この機を逃さず農場を襲い、彼女も捕まってしまった。が、そのとき彼女はすでに妊娠していたのだ! 戦争が終わると同時に、ヴィクトリアは少佐を訪ねてイギリスに渡った。そして、図らずもホテルの一室で少佐にめぐり合ったとき……。
フランス対独抵抗隊と、イギリス軍との関係から発した殺人事件! 裁判法廷と証拠捜査を並行して描く、イギリス本格派の雄マイクル・ギルバートの異色作!

初版

1961年(210円)

重版

入手

amazon

ISBN

なし

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