ボンベイの毒薬 タイトル

ボンベイの毒薬

原題

Inspector Ghote's Good Crusade

発表年

1966

著者/訳者/解説

H・R・F・キーティング/乾信一郎/H

カバーデザイン

上泉秀俊

ページ数

255(巻末「ゴーテ警部ふたたび活躍」&今までの作品リスト)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ998
ガネッシ・ゴーテ警部はボンベイ犯罪捜査課本部の階段を急いで降りた。広い舗道を横断してエンジンをかけて待っているダッジ・トラックにとび乗った。行先はアメリカの富豪であり、ボンベイ市民の誰もが尊敬を惜しまない浮浪児救済財団を主宰する慈善家フランク・マスターズの家。当主のフランク・マスターズが、砒素によって殺害されるという厄介な事件を担当させられることになったのである。
慈善家フランク・マスターズは、ボンベイの浮浪者対策に全力を注いできた。断固として慈善を行おうと決意した人物であり、持てる富をみんな投げ出し、そして彼自身もその慈善事業に挺身してきた人物だった。そういう誰にも憎まれないようがない男が殺されてしまった。
やがて、マスターズ財団の家の玄関先に着いたゴーテ警部の眼前に、12歳ぐらいの少年が現れた。ある種の伝染病に罹ったためしわだらけの60過ぎの老人のような顔をしているその少年は、ゴーテ警部に向って、殺人事件の真相を知っているかのような謎めいたことを話しかけてきた。いかにも捜査の難しさを暗示するような少年の姿だったが……
CWA賞最優秀作品賞を受賞した新進気鋭の作家が自信をこめて放つゴーテ警部シリーズ最新作!

初版

1967年(330円)

重版

入手

amazon

ISBN

4-15-000998-8

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