闇の淵 タイトル

闇の淵

原題

Under World

発表年

1988

著者/訳者/解説

レジナルド・ヒル/嵯峨静江/嵯峨静江

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

341

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ1565
ヨークシャーの炭坑町で三年前に起きた幼女失踪事件は、当時つぎつぎと幼女を暴行し、殺害していた殺人鬼の仕業だと考えられていた。したがって、殺人鬼の自殺で事件は決着がついたはずだった。だが、地元住民の間では、失踪直前まで幼女と一緒にいた炭坑夫のビリーに対する疑惑が根強く残っていた。そして、事件から三ヵ月後、ビリーは散歩中に板で塞がれていた廃坑の穴に墜ち、事故死を遂げたのである。
父ビリーの死をきっかけに故郷の町に戻ってきたコリンズは、父と同じく炭坑夫となった。しかし、彼は父親の死にいま一つ納得していなかった。そんなある日、事件を根底から覆すような新情報が警察にもたらされ、ダルジール警視とパスコー警部は、閉鎖的な炭坑町で起きた殺人事件の調査へと駆り出されることに……!
英国ミステリ界の雄が、鬱屈した青年の怒りと愛憎せめぎあう人間関係を迫力ある筆致で描くCWA賞候補作。

初版

1991年(1200円)

重版

入手

amazon

ISBN

4-15-001565-1

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