金髪女は若死する タイトル

金髪女は若死する

原題

Blondes Die Young

発表年

1952

著者/訳者/解説

ビル・ピーターズ/野中重雄/都筑道夫

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

174(巻末「スピレインを追うもの」)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ306
フィラデルフィアの私立探偵ビル・カナリは恋人を訪ねてシカゴへ来た。独立記念館ではじめて逢って、生涯に初めての激しい恋を燃やし合った二人だった。非情なビルの心も和んだ。だが……心を躍らせて入った彼女のアパートには冷たく暗い闇が澱んで、ようやく扉を開けて入ってきたのは、見知らぬ寡黙な大男だった。そして電話が、焦ら立つ耳にけたたましく鳴った!
著者ビル・ピーターズは40年代後期アメリカに輩出した新人たち、ウイリアム・アード、ミルドレッド・デイヴィス、ヘレン・ニールセン等とともにデビューした新進作家ウイリアム・P・マッギヴァーンの別名で、映画化されわが国にも輸入された『悪徳警官』『地獄の埠頭』等の原作者として既にお馴染みの探偵作家である。
本書の探偵・ビル・カナリは、タフで好色で腕っぷしが強く警察に反抗しては事件を独特の強引な大胆不敵な流儀で解決してゆく所、ミッキー・スピレインの探偵マイク・ハマーそこのけのハードボイルド派探偵だが、探偵小説としての謎も構成もスピレインのそれよりぐんと優れ、エロティシズムも強烈な上に不思議なペーソスがあって、しかもアクションとサスペンスのうちに読者を最後まで引きずっていってあっと言わせる手際など、むしろスピレイン以上に力量のある作家と言えるだろう。ハードボイルド・ファン必読の新作である。

初版

1957年(130円)

重版

入手

amazon

ISBN

4-15-000306-8

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