金庫と老婆 タイトル

金庫と老婆

原題

The Ordeal of Mrs. Snow

発表年

1961

著者/訳者/解説

パトリック・クェンティン/稲葉由紀他/S

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

282(巻末「アメリカ探偵作家クラブ特別賞受賞作」)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ774
姪のローザに男がいるのを知った時、スノウ夫人は愕然とした。良人に先立たれ、子供もいない彼女には、ローザだけが唯一の身寄りであり、唯一の生きがいであったのだ。それなのに、ローザはこの年老いた伯母を見捨てて、素性も知れない男と一緒になろうとしている! スノウ夫人は今更のようにわが身の不運と、ローザの愛を奪ってしまった男を呪った。
が、ローザはそんな夫人の嘆きなどにとんじゃくしなかった。当の男を毎晩のように家へ連れ込んでは、夫人の前にも構わず、果てしない抱擁と愛撫を繰り返していた。が、男の抱擁や愛撫の一つ一つに、どす黒い打算が潜んでいるのを知る由もなかった!
裕福な老婆とその姪を見舞った恐怖と残酷の物語『金庫と老婆』をはじめ、推理小説の醍醐味を満喫させる数々の傑作を集めた、パトリック・クェンティンの珠玉短篇集!

初版

1963年(290円)

重版

入手

amazon

ISBN

4-15-000774-8

1 ルーシイの初恋 (Love Comes to Miss Lucy)

2 汝は見たもう神なり (Thou Lord Seest Me)

3 不運な男 (This Will Kill You)

4 ミセス・アプルビーの熊 (Mrs. Appleby's Bear)

5 親殺しの肖像 (Portrait of a Murderer)

6 少年の意志 (A Boy's Will)

7 母親っ子 (Mother, May I Go Out to Swim?)

8 姿を消した少年 (The Boy Who was Lost)

9 金庫と老婆 (The Ordeal of Mrs. Snow)


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