パスカル・レネ
(Pascal Lainé)

「三回殺して、さようなら」
（1985年）
（東京創元社）

　フランスの小説家。　元々は純文学の分野でも第一線で活躍していた人物です。

　パリ郊外に生まれ、大学教授資格を取得した後は技術系の高校の教鞭を執り、その傍ら執筆活動にも励みます。

　作家として名声を上げたのは1971年の「非革命（イレヴォリュシオン）」とうい作品を発表してからで、この作品で同年のメディシス賞を受賞した後、1974年発表の「レースを編む女」でもゴンクール賞を受賞するなどし、純文学の分野で幅広く活躍を見せていました。

　1985年になるとミステリのジャンルにも挑戦し、主にアガサ・クリスティーの生み出した老嬢探偵ジェーン・マープルの甥にあたるロベール・レスター主任警部の活躍する本格シリーズを数冊発表しています。

■作家ファイル■

出身地

フランス、パリ郊外ノルマンディー

学歴

サン＝クルーの高等師範学校で文学の大学教授資格を取得

生没

1942年5月10日～

作家としての経歴

1967

「バラバスのＢ」で作家デビュー

1971

長編「非革命」でメディシス賞を受賞

1974

長編「レースを編む女」でゴンクール賞を受賞

シリーズ探偵

ミス・ジェーン・マープルの甥っ子ロベール・レスター主任警部 (L'inspecteur Robert Lester)

代表作

【ノンシリーズ】

「レースを編む女」

【レスター主任警部】

「三回殺してさようなら」

■著作リスト■

１　ロベール・レスター主任警部登場作品リスト

1988年以降は不明

２　その他の作品

【参考】「三回殺して、さようなら」（創元推理文庫）

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