魔王の足跡 タイトル

魔王の足跡

原題

The Footprints of Satan

発表年

1950

著者/訳者/解説

ノーマン・ベロウ/武藤崇恵/森英俊

カバーデザイン

装画 浅野隆広/装丁 坂川栄治+田中久子(坂川事務所)

ページ数

354(巻末「不可能を加速させる密室派」&ノーマン・ベロウ作品リスト)

あらすじ(解説文)

出版

国書刊行会
世界探偵小説全集43
1855年2月8日、悪魔が英国に降り立った。デヴォン州各地で不可思議な蹄の足跡が多数目撃されたのである。それから約一世紀後のある雪の朝、田舎町ウインチャムに再び悪魔の足跡が出現した。まっさらな新雪に覆われた道の中央に突如現れた蹄の足跡は、あちこち彷徨い歩きながら丘を越え、野原の真ん中にたつオークの木へと続いていた。謎の足跡を辿る一行は、そこで大枝からぶら下がった男の死体を発見する。蹄の足跡は木の傍らで忽然と途切れ、まるで足跡の主が虚空へ消え失せたとしか思えない状況だった。しかも問題の木には、昔魔女が縛り首になった伝説があるという。怪奇趣味横溢、幻の不可能犯罪派ノーマン・ベロウ、本邦初紹介。

初版

2006年(2600円)

重版

入手

amazon

ISBN

4-336-04443-0

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