黒は死の装い タイトル

黒は死の装い

原題

Black Is the Fashion for Dying (英 The Mink-Lined Coffin)

発表年

1959

著者/訳者/解説

ジョナサン・ラティマー/青田勝/青田勝

カバーデザイン

上泉秀俊

ページ数

247

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ669
ハリウッドの夜更け……。メイジャー映画会社の脚本家リチャード・ブレイクは、アパートの自室に閉じこもり、『夜の虎』のシナリオに没頭していた。このジャングル映画はすでに撮影中のものだったが、大女優カレス・ガーネットがラストでの女主人公の殺され方に文句をつけた。
そこで撮影所長カール・ファブロは明日までに書き直すことをリチャードに厳命したのだ……。ところがその夜、追い込みでラスト・シーンを書いている彼の部屋へ迷い込んできたのが、見も知らぬ素裸の美女─いくらハリウッドだといえ、リチャードにはまったく寝耳に水だった。しかし、実はこれが続いて起る事件の発端だった!
次の日、『夜の虎』の撮影が再開された。ラスト・シーンは白人狩猟隊のテントの中。カレス扮する女主人公が、若手女優リーザ・カースン扮する土人の美女にピストルで撃たれ、”黒は死の装い”というセリフをしゃべる見せ場だ。が、いざその段になると、当のカレスは毛布をかぶって寝たっきり身動きしない。不審に思った助監督が駈けつけた。と、彼女はすでに息絶えている! 空砲を込めたはずのピストルから、実弾が飛び出したのだ!容疑は当然撃ったリーザにかかってきた……
ハリウッドの殺人事件を舞台に展開する風俗模様! アメリカ探偵小説界の大家ジョナサン・ラティマーが描く異色の探偵小説!

初版

1961年(210円)

重版

入手

amazon

ISBN

なし

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