夢みるものの惑星 タイトル

夢みるものの惑星

原題

Wine of the Dreamers (Planet of the Dreamers)

発表年

1951

著者/訳者/解説

ジョン・D・マクドナルド/関口幸男/ジョン・D・マクドナルド

カバーデザイン

畑農照男

ページ数

216

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワ・SF・シリーズ
3290
長年にわたる人類の夢、恒星間旅行がまさに、実現されようとしている。巨大な姿を聳え立たせた宇宙船〈ビーティー・ワン〉は最後の仕上げに取りかかり、いまやその完成は時間の問題だ。だが、思いがけぬ事件が勃発、計画は大きく狂わされてしまう。一人の技術者が、突然警備員を殴り倒し、自ら製作にあたっていた制御装置を破壊したのだ。しかも彼は「何ものかに取り憑かれていたのだ」という、謎めいた主張を繰り返すばかり……理由のない犯罪、突然の狂気─毎日のようにジャーナリズムを賑わすこれらの事件のひとつが、たまたまその技術者の場合だったのか?
だが、これはほんの前触れにすぎなかった。またもや狂気は完成間近の宇宙船を襲い大事故が発生、ついに計画そのものが灰燼に帰してしまったのだ! しかも、それだけではない。実はこれまで企てられた、すべての宇宙旅行計画がその度に同じ理由”突然の狂気”によって必ず失敗していた。という事実は、偶然、と片づけるにはあまりにも不自然すぎ、その狂気の背後に潜む恐るべき何ものかの存在を暗示していたのだ……。
巧みなストーリーテリングで、アメリカのミステリ界に圧倒的人気を持つジョン・D・マクドナルドが初めて手がけた異色のSF。

初版

1972年(380円)

重版

入手

絶版

ISBN

なし

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