ベルの死 タイトル

ベルの死

原題

La mort de Belle

発表年

1952

著者/訳者/解説

ジョルジュ・シムノン/峯岸久/都筑道夫

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

172(巻末「現代人の代弁者シムノン」)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ327
美しいベルを殺したのはだれか? すくなくともスペンサーではなかった。昨夜、ベルが映画から帰ってきて挨拶しに顔を見せたとき、彼は趣味の轆轤まわしに夢中になっていた。ベルの顔は思いなしか悲し気に蒼ざめていたような気もするが、元来彼女はこの家の家族ではなかったので、大して気にもとめず、再び仕事に没頭していったのだ。スペンサーではなかった……。が、警察も医師も妻さえもが彼を疑っていた。 証拠も彼にとって不利だった。ベルをごく普通の若い娘だと思っていたスペンサーは知らなかったが、ベルには何人もの男友達がおり、しかも殺された晩にはしたたかに酒を飲んでいたという。スペンサーにはびっくりすることばかりだった。そして、とんできたベルの母親の言葉。「穢したいという欲望さ……」次第にスペンサーの内に、ある考えが頭をもたげてきた。 現代人の心の底に隠された自分にさえ見定められない秘密。ベルという一少女の死をきっかけに、一人の中年男の心の謎が解き明かされていく様を鮮やかに描く。

初版

1957年

重版

1983年再版(560円)

入手

amazon

ISBN

4-15-000327-0

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