危険の契約 タイトル

危険の契約

原題

Charter to Danger

発表年

1954

著者/訳者/解説

エリオット・リード(エリック・アンブラー)/中桐雅夫/編集部S

カバーデザイン

上泉秀俊

ページ数

188(巻末「ノート」)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ621
元英国海軍大尉ロス・バーンズは、港湾防禦用のモーター・ボートを改造したローゼル号が、億万長者の大実業家、ヴィセント・フレイヴィアスにチャーターされたことをよろこんだ。新聞に広告を出す早々、こうした世間に名の知れたお客がつくとは、幸先がよかったのだ。しかし、船を下検分にきた実業家の秘書マーゴリーズは、契約に先立って条件をつけた。来月の15日きっちりにカンヌに到着すること、運河を避けて人目につかない海路をとることの二つだったが─バーンズは、これをカンヌで重大な秘密の取引があるためと考えた……。
かくて、ローゼル号は地中海を目ざして出発した。乗組員はバーンズを含めて三人─彼の甥のラーフ・ピーターズ、海軍時代の仲間タイニイ・ケーン……。三人は順調な航海をつづけた。が、途中、燃料補給に立寄ったマルセイユで、カンヌの到着を一日延期するようにとのマーゴリーズの手紙を受けとった。そして、ローゼル号がカンヌに着くと、バーンズはそのまま二人の乗組員を船に残し、指定のキャフェ・ド・ローリエに行った。だが、当のマーゴリーズはおらず─待つほどもなくやって来たのは、先ほど桟橋の近くで見かけた首の曲った男だった。と、つづいて飛び込んで来た若い女が、その男と口論をはじめた。バーンズは女に助けを求められ、知らぬ間に喧嘩にまきこまれてしまった。奇妙なことに、女はそのときバーンズの名前を口走ったのだ。そして、マーゴリーズは遂に姿を見せなかった。バーンズはなにか不吉なものを感じ、置き手紙を残して船にもどったが─そこにはローゼル号はもちろん二人の乗組員の影も形もなかった! しかも、ほどなくカンヌ警察は海上に漂流しているボートの中にタイニイの死体を発見したのだ!

初版

1961年(160円)

重版

入手

amazon

ISBN

なし

TOPへ