街はおれのもの タイトル

街はおれのもの

原題

Doors

発表年

1975

著者/訳者/解説

エド・マクベイン/尾坂力/尾坂力

カバーデザイン

小松原英

ページ数

209(巻末「泥棒と著者のこと」)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワブックス
彼の名はアレックス。マンハッタンに巣食う盗みのプロだ。どんな鍵でも開けてしまう抜群の腕を誇っていた。次つぎと仕事をこなし、故買屋からの報酬で暮している。悪くない生活だ。オーダーメイドの服、ジャズのレコード・コレクション、高級な外国料理、美しい女たち……だが、彼を盗みにかりたてるのはそんなものではなかった。こうして仕事を続けるうちに、必ず一生に一度のでかいヤマにぶつかる─それを夢みているのだ。そして今、ついにチャンスがめぐってきた! 毎週木曜日、きまって黒人娼婦デイジーを買う老富豪がいる。その男の屋敷が標的だった。デイジーが屋敷のはなれで男とよろしくやっているすきに、ごっそりいただこうという寸法だ。かなりヤバい橋だが、50万ドルの収穫はかたい。これこそ長い間望んできたヤマだった! アレックスは相棒の黒人アーチーと入念な下調べを開始した!
綿密な計画を立てながらも、理由なき不安感に襲われるアレックス、彼に惹かれ足を洗うように説得する女ジェシカ、しつこくつきまとう刑事ホウキンズ、故買屋、賭博の胴元、黒人の娼婦たち─〈87分署シリーズ〉の巨匠が多彩な登場人物と克明な心理描写によって、ニューヨークの裏側にうごめく犯罪者たちの世界を浮き彫りにする! サスペンス溢れる第一級の犯罪小説!

初版

1980年(860円)

重版

入手

amazon

ISBN

4-15-207424-8

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