キー・クラブ タイトル

キー・クラブ

原題

Murder in the Key Club

発表年

1962

著者/訳者/解説

カーター・ブラウン/矢野徹/S

カバーデザイン

上泉秀俊

ページ数

147(巻末「キー・クラブについて」)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ748
<プレイボーイ>を真似てつくった三文雑誌<サルタン・マガジン>と、男性専用クラブ<ハーレム・クラブ>の経営者であるカーター・スタントンは、相次いで二通の脅迫状をうけとった。一通は彼の洋服ダンスの引出しに、もう一通は事務所のデスクの上に置いてあった。脅迫状の文句は二通とも同じだった─おまえは一カ月以内に死ぬのが当然だ……。いたずらにしては手がこみ入りすぎている! スタントンは私立探偵リック・ホルマンを呼びよせて、この脅迫状の主をつきとめることを依頼した。
ホルマンはさっそくこの依頼を引受けたが、それにしてもスタントンには脅迫状を書きそうな人間が多くいた。まず、別居している妻のメリッサ。彼女はスタントンに10万ドルの生命保険をかけ、その金が一日も早く手に入ることをねがっている。つぎがトランペット吹きのピート・セバスチアンだ。彼の妹シャーリーは自殺したのだが、彼はスタントンが殺したのではないかと疑っている。この二人のほかに<サルタン・マガジン>の編集長レオン・ダグラスと、<ハーレム・クラブ>のパートナーのジェーン・メイヤーがいる。ホルマンはこの四人を調べてみたが、これという確証も得られなかった。一方、スタントンはまたまた脅迫状をうけとった! ダニー・ボイドよりもタフな探偵登場! セックスと暴力がうずまくリック・ホルマン・シリーズ第一弾!

初版

1962年

重版

1974年再版(360円)

入手

amazon

ISBN

4-15-000748-9

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