あつかましい奴 タイトル

あつかましい奴

原題

The Brazen

発表年

1960

著者/訳者/解説

カーター・ブラウン/田中小実昌/明記なし

カバーデザイン

上泉秀俊

ページ数

145(巻末「作品目録(全翻訳権独占」)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ671
ある夜、アル・ウィーラー警部が場末のバーで酒を飲んでいると、不意に一人の男が入ってきた。と、みるまに男は警部の足もとにぶっ倒れ、そのまま息たえてしまったのだ! 身につけていた名刺によると、彼はバークリイ&ウォーレス法律事務所のウォーレス・J・ミラーという弁護士だった。この名前は警部には聞き覚えがあった。それもそのはず─この男こそ、今朝がたウィーラーのアパートに電話をかけ、内密に相談したいことがあるといってきた相手なのだ……。この死には何やら臭い節がある! 果して検視の結果は警部のにらんだとおりだった。男は何者かに毒を飲まされていた!
ウィーラーはさっそく事件の調査にかかった。まず、バークリイ&ウォーレス法律事務所へいき、ウォーレスの共同経営者のバークリイに会った。ところが、意外な事実が判明した─殺された弁護士にはリタ・ケイリーという情婦がいて、遺産の半分は彼女が受け取ることになっていた。どうやら事件の鍵は彼女にあるのではないか─が、ウィーラーの考えは甘すぎた。リタを訪ねた彼は、女の部屋に入った途端、背後から頭を強打されたのだ! しかも、彼が意識を取り戻したとき、リタはすでに素っ裸の死体となっていた……。
スリル、サスペンス、セックスで描く超モダン・ハードボイルド!

初版

1961年(130円)

重版

入手

amazon

ISBN

なし

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