囚人の友 タイトル

囚人の友

原題

Prisoner's Friend

発表年

1962

著者/訳者

アンドリュウ・ガーヴ/小倉多加志

カバーデザイン

上泉秀俊

ページ数

174

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ849
ロバート・アッシュは獣医としての仕事のかたわら、保護司として毎週刑務所に通っていた。前科があるために、世間に出ても白い眼で見られ、また罪を重ねてしまうことを思うにつけ、なおのこと彼らのために努力してやらねばと思うのだった。この仕事には、勇気、気転、ユーモア、不屈の忍耐力、自制心といったようなものを必要としたが、保護司になってからの二年間、アッシュは精一杯やってきたのである。そして、その日、今までつきあってきた囚人たちのうちで最も若く、更生の見込みもいちばんあるテリー・ブースが出所し、自動車修理工場に就職できるようになって、アッシュの喜びもひとしおだった。
工場長ウィンターの温いとりはからいによって、テリーは無事就職した。前科があることは隠し立ててもすぐ判ってしまうことだから、過去のことは過去のこととして堂々とやっていくことになった。だが……世の中はそれほど甘くなかったのかもしれない─テリーが勤めだして数ヵ月後、工場の金庫がこじあけられるという不祥事が起ったのである! しかも、工場長の妻ウィンター夫人が殺されるという兇悪な事件まで起きてしまったのだ! サスペンス派の巨匠アンドリュウ・ガーヴの最新傑作!

初版

1964年(200円)

重版

入手

amazon

ISBN

なし

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