横溝正史読本 タイトル

横溝正史読本

英題

-

発表年

1976

著者/解説

小林信彦編/権田萬治

カバーデザイン

杉本一文

ページ数

261

あらすじ(解説文)

出版

角川書店
角川文庫 緑304-99
 名探偵金田一耕助のモデルは? 「獄門島」「八つ墓村」ほかのトリックは、どのように思いついたか?─作家小林信彦氏を相手に、主要作品執筆の舞台裏を初めて明かし、「新青年」編集長時代の、様々な思い出を語り、乱歩、クリスティー、カーらの作品を縦横に論じて、巨匠みずから空前絶後の内容と称する〈対談四部作〉、新発掘のエッセイ〈探偵茶話〉、乱歩・安吾・彬光の資料的横溝論、年譜を加える。
 空前のブームを呼ぶ横溝正史の人と作品の秘密のすべてを明らかにした《横溝正史読本》決定版!
 本書を読まずに、横溝正史を語ることは出来ないだろう。 (小林信彦編)

初版

1979年

重版

1979年3版(300円)

入手

amazon

ISBN

4-04-130499-7

序にかえて (横溝正史)

横溝正史の秘密 (横溝正史、小林信彦)

第一部 「新青年」編集長時代から喀血まで
 谷崎潤一郎と宇野浩二 「新青年」─昭和初年モダニズムの震源地 「新青年」院外団のこと 編集長はくたびれる 「探偵小説」への道 喀血のあとさき

第二部 自作を語る
 金田一耕助の創造 『本陣殺人事件』と『蝶々殺人事件』 『獄門島』打ち明けばなし 『八つ墓村』と『犬神家の一族』 『悪魔の手毬唄』と『仮面舞踏会』 発掘から〈おどろおどろしい〉新作を……

第三部 同時代作家の回想
 探偵小説ことはじめ─雨村、不木、乱歩 大衆文芸の想像力─介山、史郎、不忘 甲賀三郎、浜尾四郎、大下宇陀児 海野十三、夢野久作、小栗虫太郎 久生十蘭、木々高太郎 戦後の喜久雄、安吾、彬光、哲也

第四部 クリスティーの死と英米の作家たち
 最初のホームズ物は翻案だった 『カーテン』とリアリズムの問題 ヴァン・ダイイン、クイーン、ガードナー 探偵小説=伏線の文字 クリスティーと名探偵の条件 英国人代表としてのクリスティー

資料1 探偵茶話〈エッセイ〉

資料2 作品評
 『本陣殺人事件』を評す
 『蝶々殺人事件』について(「推理小説論」)
 『獄門島』について

年譜
初出一覧
あとがきにかえて (小林信彦)

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