死のスカーフ タイトル

死のスカーフ

原題

The Case of the Mythical Monkeys

発表年

1959

著者/訳者

E・S・ガードナー/宇野利泰

カバーデザイン

上泉秀俊

ページ数

279

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ529
女流小説家モーヴィス・ミードの秘書グラッディス・ドイルは、週末に冬山のリゾート・ホテルへ行くことを命じられた。モーヴィスの代理として、彼女のベストセラー小説《やつを撃ちころせ》の映画化について映画会社側と協議するためだった。その帰り道、降りしきる雪の中をグラッディスは車で山を下って行った。モーヴィスが勧めてくれた近道は無舗装の悪路で、夜も迫り、次第に募る不安の中、とうとう車は立往生してしまった。途方に暮れた彼女は、闇の向うに一軒の明りを見つける。天の助け! しかし飛び込んだその家は孤立した山小屋で、迎え入れた男はどことなく挙動が怪しい。そして翌朝、目ざめた彼女が見出したものは─見も知らぬ男の死体だった! しかも昨夜の男の姿はどこにもない。このままでは自分の立場が危ういと悟ったグラディスは、ロス・アンジェルスのモーヴィスのアパートへ逃げ帰る。ところが、そこの部屋も荒らされているではないか─何かを必死に捜したあとのようだ。そしてモーヴィス・ミードの行方もわからない。怯えきって、彼女はぺリイ・メイスンに助けを求めた……
殺人罪に問われた若き美女をめぐる、検察局、警察、そして弁護士メイスンの虚々実々の駆け引き。事件を仕組んだのは誰か? 小屋から消えた男はどこへ? 作者一流の法廷場面が冴える、1958年度の傑作。

初版

1959年

重版

1990年9版(950円)

入手

amazon

ISBN

4-15-000529-X

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