悪党パーカー/裏切りのコイン タイトル

悪党パーカー/裏切りのコイン

原題

The Rare Coin Score

発表年

1967

著者/訳者/解説

リチャード・スターク/大久保寛/大久保寛

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

168

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ1439
その仕事は頭から気に入らなかった。襲撃計画の立案者ビリー・レバタードはど素人で、しかも救いようのない間抜けときている。パーカーをインディアナポリスまで呼び寄せた昔の仲間レンケも、長い刑務所暮らしで勘が狂ったのか、準備の段階でいくつも重大なミスを犯していた。そして、クレアという名の若い未亡人の存在……ビリーが惚れこんでいるらしいこの美しい女が仲間の一員であることに、パーカーは嫌な予感を覚えた。だが、一度は断って帰りかけたパーカーを引きとめ、おのれのルールを曲げてまで計画に加わらせたのもまた、クレアの不思議な魅力ゆえだった……
標的は全国のディーラーが集まり、ホテルで開かれるコイン展示会。獲物は少なく見積もって二百万ドルはくだらない。地元のディーラーであるビリーが描いた青写真で、獲物をさばくのも彼の役目だった。しかし、一歩間違えば致命傷になりかねない計画の細部を考えるのはパーカーしかいなかった。ホテルへの侵入方法、逃走用の車の準備、仲間に加えるプロの選択─パーカーは緻密な頭脳、勘を駆使して着々と準備を進めた。そして、いよいよ襲撃決行の夜を迎えたが……!
本シリーズに欠くべからざる女クレアとパーカーの初めての出会いを描き、非常でタフな〈悪党パーカー〉の隠された一面を垣間見せる、ファン待望の異色篇

初版

1984年(580円)

重版

入手

amazon

ISBN

4-15-001439-6

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