悪党パーカー/掠奪軍団 タイトル

悪党パーカー/掠奪軍団

原題

Plunder Squad

発表年

1972

著者/訳者/解説

リチャード・スターク/汀一弘/汀一弘

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

182

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ1384
背後に、撃鉄を起こすカチリという音が聞こえた。パーカーは手に持ったグラスを肩越しに投げ、左へ飛んだ。同時に、銃声が部屋を切り裂く。突然の銃撃に右往左往する男たちのなかで、すばやく体勢を立て直したパーカーは、拳銃を手に狙撃者の後を追った。ポーチに出ると、男の影がいましも車に乗り込もうとしていた。パーカーは片膝をつき肘を支えて、車めがけて銃弾を浴びせた。しかし、猛烈にアクセルをふかした車は角を曲り、夜の闇の中へ消えていった……
母の日の売上げを狙ったデパートへの押込み計画にたまたまパーカーの仇敵ジョージ・アールが加わっていたことがケチのつきはじめだった。顔合わせの席でパーカーに気づいたアールが発砲し、仲間の一人を傷つけて計画を水に流してしまった。続いて声をかけられた装甲車襲撃計画も、立案者の妻シャロンがパーカーに色目をつかったとき、彼の方から手を引いた。仲間内のトラブルは、どんなものであれ避けなければならない。 八方ふさがりに近い状態だった。だが、パーカーに退却はない。まず第一に、ジョージ・アールを探して決着をつけること。そしてその後に、新たな計画、総額37万ドルの絵画を強奪する大仕事が控えていた! 快調なテンポで酔わせる、才人スタークの真骨頂。悪党パーカーのタフでクールな個性が冴える!

初版

1981年(620円)

重版

入手

amazon

ISBN

4-15-001384-5

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