蹂躙部隊 タイトル

蹂躙部隊

原題

The Devastators

発表年

1965

著者/訳者/解説

ドナルド・ハミルトン/高沢瑛一/小鷹信光

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

179(巻末「エスピオナージュ寸感」)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ1106
ケネディ空港でマット・ヘルムを待ち受けていた女は、小柄な陽焼けした身体に白いブラウス、ブルーのスーツ、小さな白い手袋、大きな帽子をまとった初々しい花嫁姿。まさか何人もの男を殺した腕利きの諜報員クレアとは見えない。この可憐な妻を伴って、マットがヨーロッパにハネムーンとしゃれこむ段取りである。新婚旅行を擬したマットの任務は、最近ある男を探してイギリスに赴き、逆に死体となって発見された同僚のポール・ブキャナンの足どりをたどることだった。 ある男とは、開発中の軍事機密を握ったまま、忽然と研究所から失踪したアーチバルド・マクロウというアメリカの科学者。行方を探索するために次々と諜報員が派遣されたが、彼らはいずれも人里離れた淋しい土地で、奇妙なことに、はしかや水痘やペストといった病気にかかって死んでいたのだ。─ロンドンに着いたマットは、ただちにブキャナンの足どりを追ったが、一方その間にホテルの花嫁のクレアが何者かに拉致されてしまった。かくてマットは、やはりマクロウと彼を操る黒幕の動きに危惧を感じ、利害の一致したソ連の美貌スパイ、ヴァージャともども、ブキャナンの死体の発見されたスコットランドに飛んだが……。怒濤打ち寄せる、荒涼たるスコットランド海岸に展開する最も果敢なスパイ、マット・ヘルムの必死の活躍! 部隊シリーズ第11弾!

初版

1970年(300円)

重版

入手

絶版

ISBN

なし

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