UK マレット警部
(Inspector Mallett)

法の悲劇
「法の悲劇」
(1942年)
(早川書房)

 弁護士のフランシス・ぺティグルーと並ぶ、イギリス・リーガル本格の雄シリル・ヘアーの生んだシリーズキャラクター。

 処女作において「長身の上に太って」いて、「彼がいると狭い部屋がいよいよ狭く感じられる」と形容されているほどの偉丈夫で、グルメという訳ではないものの食事は抜いたことがなく、滅多に消化不良にならない健康そのものという快男子です。

 趣味はロンドン中の道を散策することで、「オールド・ベイリーからスコットランド・ヤードへの四十二の道筋」という本を発表するほどの熱の入れようです。


■原作■

シリル・ヘアー
(Cyril Hare 英 1990-58)


■人物ファイル■

趣味
ロンドン中の道の散策
好きなもの
食べること(食事は抜いたことがない)
著書
「オールド・ベイリーからスコットランド・ヤードへの四十二の道筋」
協力者
フランシス・ぺティグルー
事件簿
6長編2短編に登場

■事件ファイル■

【長編】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 Tenant for Death
(死のテナント)
1937 - ヘアーのデビュー作
2 Death Is No Sportman 1938 -
3 自殺じゃない! 1939 国書刊行会 世界探偵小説全集32('00)
4 法の悲劇 1942 早川文庫60-1
HPB541
ぺディクルーとの共演
ハヤカワベスト100・73位
5 ただひと突きの…… 1946 HPB891 ぺディクルーとの共演
6 いつ死んだのか 1958 論創社 論創海外ミステリ33('05)

【短編集】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 Best Detective Stories of Cyril Hare 1959 - マイケル・ギルバート編
ペティグルー2編他全30編
  1 Weight and See
重たさの効用
HMM'86.1
2 The Death of Amy Robsart -

【中短編】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 殺しの報酬 学研 高1コース'67.7第3付録 傑作推理小説 原題不明

【参考】「英国風の殺人」(国書刊行会 世界探偵小説全集)
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