ものはためし タイトル

ものはためし

原題

Try Anything Once

発表年

1962

著者/訳者

A・A・フェア/鷺村達也

カバーデザイン

上泉秀俊

ページ数

173

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ726
クール&ラム探偵社のバーサ・クール女史は、お金に対して独特の嗅覚をもっている。これはと思った依頼人ならどんな難題を持ちこまれようとも調査を引き受ける。
しかし、それで迷惑するのは相棒のドナルド・ラム君だった。が、職もなく餓死寸前だったところをクール女史に救われた好漢ラム君は、彼女の引き受けた調査の仕事を立派にやり遂げるばかりか、殺人事件を解決してしまうというおまけまでつけて、女史の懐をとびきり暖かくしてやっていた。
月曜日の事務所を訪れた依頼人カールトン・アレンは、女史好みの男性だった。つまり、依頼人は、余命いくばくもない妻が死ねば、二千万ドルの遺産がころがりこむというカモなのだ。しかし、依頼の内容を聞いて、ラム君は即座に断った。下手をすれば、ラム君自身が殺人事件の犯人にされてしまいそうな、危険きわまる仕事である。いくらブロンドの美人がいっしょにいてくれるといわれても、ラム君はいやだった。また、依頼人から二千万ドルの金を積まれても、首をたてにふらなかった。ところが、そのお金にクール女史がぞっこんほれこんでしまった。彼女は、何事も「ものはためし」と、ラム君の尻をたたいて、彼を危険に追いやったのである……。
スキャンダラスな地方検事補殺しに巻き込まれた、ユーモア溢れる凹凸コンビ、クール&ラムの活躍!

初版

1962年

重版

1992年3版(750円)

入手

amazon

ISBN

4-15-000726-8

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