金色のでかい夢 タイトル

金色のでかい夢

原題

The Big Gold Dream

発表年

1960

著者/訳者/解説

チェスター・ハイムズ/大井良純/大井良純

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

177

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ1156
「信仰とは、金色の夢のごときものです!」 〈優しき予言者〉は、そのけばけばしく着飾った巨体から熱っぽく呼びかけた。神と話を交わした時から、切ったことのないという爪は獣のように伸びている。「アーメン」会衆が応える。人々は、悪臭を放つアパートの入口や窓に群がり、街灯のポールによじ登り奇跡の人の声に耳を傾けた。異様な雰囲気の奇妙な集会─黒人女アルバータは、人垣をかきわけ山車に近づき、ビンをかざした。予言者は、ビンに手を触れ、秘蹟を授けた。その水を口にしたアルバータは、突然、顔一面に汗を浮かべ、声を上げて倒れた。それが、事件の開幕だった─アルバータは、ただちに死体置場に運ばれたが、その隙に大金を隠してあった彼女のマットレスが盗まれたのである。しかし、その犯人は何者かに殺された。そして、その犯人もまた……。その間、死体置場にいたはずのアルバータが、兇器の血だらけのナイフを持ち、街をうろつきまわっていたのだ!
インチキ教祖、ポン引き、ユダヤ人など最下層の男女の群が引き起こす狂騒曲! 夜なお熱気をはらむハーレムに展開する金と欲望をめぐる大レースの結末は? 相次ぐ殺人事件を追って孤独な闘いを続ける墓掘りジョーンズと棺桶エドのコンビ、好評シリーズ第4弾!

初版

1971年(300円)

重版

入手

絶版

ISBN

4-15-001156-7

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