指に傷のある女 タイトル

指に傷のある女

原題

Shake Hands Forever

発表年

1975

著者/訳者/解説

ルース・レンデル/深町眞理子/深町眞理子

カバーデザイン

杉本典巳

ページ数

316

あらすじ(解説文)

出版

角川書店
角川文庫 赤541-8
 女は皺ひとつないベッドの上に、うつぶせになって死んでいた。死因はチェーンによる絞殺。
 現場検証をしたウェクスフォード警部は驚いた。家のなかから指紋がほとんど検出されないのだ。ドアと化粧テーブルの瓶にわずかに被害者の指紋があっただけ。被害者の夫の証言によると、どうやらそれは姑の訪問に備えて、細君が家のなかを徹底的に磨きあげたためらしかった。
 だが、一つだけ有力な手がかりがあった。浴槽の縁に付いていた右手の手形である。被害者とは別人の女の手で、人差し指の先に鮮明なL字形の傷があった。それを聞かされた夫は激しく動揺した。ウェクスフォードは突破口を開いたと思ったのだが─

初版

1986年(460円)

重版

入手

amazon

ISBN

4-04-254108-9

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