アルセーヌ・リュパン 怪盗紳士の肖像 タイトル

アルセーヌ・リュパン 怪盗紳士の肖像

原題

Arsène Lupin, Gentleman de la Nuit

発表年

1983

著者/訳者/解説

ジャン=クロード・ラミ/大友徳明/大友徳明

カバーデザイン

デザイン 宇井野和成/イラスト 有福辰也

ページ数

194

あらすじ(解説文)

出版

東京創元社
KEY LIBRARY
不滅のヒーロー、アルセーヌ・リュパンとは何者なのか。フランスの国民的英雄であり、いまなお全世界にその名を轟かせ続ける希代の怪盗紳士は、どのようなイマジネーションによって生み出され、どのような作品世界の住人となり、どのような歴史を生きてきたのか。闇の世界の帝王=人間の夢と空想の体現者たるリュパンを語るにあたって、本書は自由な想像力を最大の武器とする。二十世紀初頭の、いまや伝説的なパリの街を闊歩するヒーローの姿が夢見られ、生みの親ルブランとリュパン自身との対話が実現し、有名なホームズとの対決の後日談が語られる……等々。シリーズ主要作品からの豊富な引用と史実を織りまぜた巧みな叙述が、この斬新きわまりないリュパン像にいっそうの奥行を与えている。
すべてのリュパン・ファン、ミステリ・ファンに贈る、画期的な怪盗紳士論!

初版

1986年(1800円)

重版

入手

amazon

ISBN

4-488-01510-7

プロローグ

1 カフェ〈カルディナル〉のテラスにおけるマルセル・プルーストとアルセーヌ・リュパン

2 いかにしてアルセーヌ・リュパンはモーリス・ルブランから逃れるか

3 競売の嘘と真実

4 アルセーヌ・リュパンとシャーロック・ホームズの奇妙な対決

5 エトルタの復讐

6 内務大臣の怪しい挙動

7 ふしぎな緑の目の令嬢の保護者にして紳士、アルセーヌ・リュパン

8 作者と登場人物との会話

9 身元の混乱と追求

10 フロベールの影響下のモーリス・ルブラン

11 モーリス・ルブランの個性に関するいくつかの解明

12 モーリス・ルブランの告白

13 〈黒猫(シャ・ノワール)〉におけるモーリス・ルブラン

14 ファントマが話題にのぼる、ある娘の死体の物語

15 魔術のプリンス、アルセーヌ・リュパン

16 ルブランの妹と、リュパンをめぐる女性たち

17 アルセーヌ・リュパンの見せかけの退場

18 〈慈善バザー会場〉の火事で勇敢に炎に立ち向かうアルセーヌ・リュパン

19 ガニマール警部の幻覚

20 じっと自分の姿に見入るアルセーヌ・リュパン


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