現代アメリカミステリ界の重鎮

USA ローレンス・ブロック
(Lawrence Block)
〔別名 ポール・キャヴァナー (Paul Kavanagh)〕
〔別名 チップ・ハリスン (Chip Harrison)〕

八百万の死にざま
「八百万の死にざま」
(1982年)
(早川書房)

 アメリカの推理小説家。ニューヨーク州のバッファローに生まれ、学生の頃から小説を書き始め、出版社の編集に携わりながら20歳前後から〈マンハント〉に短編小説を多数寄稿していました。

 その後1960年にウィリアム・アードのゴーストライターとして「赤ん坊」という小説を書くなど23歳の時には既に2長編を書くまでになっていたといいます。

 やがて1961年になるとペイパーバックシリーズ〈ゴールド・メダル〉シリーズの1冊として「死の裏切り」を発表し、作家デビュー。それからしばらくは不眠症のスパイ〈エヴァン・タナー〉シリーズやチップ・ハリスン名義の青春小説、またポール・キャヴァナー名義などで数多くの作品を発表します。

 1964年、いわゆるコン・ゲーム小説の一種とされ、初期の代表作でもある長編「緑のハートを持つ女」の成功をきっかけとして作風に大きく変化が見られ、1970年代後半になると酔いどれ探偵マット・スカダーおよび泥棒バーニィを主人公とするシリーズを開始します。
そして以後はこの二つの人気シリーズを交互に書き分けるようになりました。

泥棒は詩を口ずさむ
「泥棒は詩を口ずさむ」
(1979年)
(早川書房)

 このうち〈マット・スカダー〉シリーズは、アルコール依存症の元警官が、ニューヨークの安ホテルを根城に無免許私立探偵を開業。警官を辞める原因ともなった過去の忌まわしい事件から逃れるために飲み続けているアルコールを断ち再生を図ろうする主人公の心の葛藤を描き熱烈な支持を集めています。

 一方〈泥棒バーニィ〉シリーズはニューヨークで表向きは古書店を経営しながらも、他人の家に忍び込んで盗みを働くスリルに取り憑かれて泥棒を本業とすることとなった中年男の活躍をユーモラスに描き出します。

 どちらもニューヨークを舞台とするものの内容はまさしく明と暗といった趣で、このあたりはハードボイルドの〈悪党パーカー〉シリーズとユーモラスな〈泥棒ドートマンダー〉シリーズを書き分けているドナルド・E・ウェストレイクに通じるものがあります。

 スカダーものの長編「倒錯の舞踏」で最優秀長編賞を、また短編にも才能を発揮しこちらでも計3度、更には巨匠賞も受賞するなど、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞主要3部門を制覇。

緑のハートをもつ女
「緑のハートをもつ女」
(1965年)
(東京創元社)

 またPWAのシェイマス賞を2度、ネロ・ウルフ賞も1度、更に2004年にはイギリス推理作家協会(CWA)賞のダイヤモンド・ダガー賞も受賞しており、まさしく現代ミステリ界における巨匠中の巨匠といえます。

 更に後進の作家の育成・指導にも熱心で、作家志望者のために長年セミナーを続ける一方で、13年の長きに渡って〈ライターズ・ダイジェスト〉誌に小説の作法について連載。これを本にまとめ、1979年に「小説の書き方─プロットから印刷まで」、1981年には「趣味と実益のための嘘─作家マニュアル」を刊行しました。

 他にもサスペンス界の巨匠であるコーネル・ウールリッチ(ウィリアム・アイリッシュ)の未完長編「夜の闇の中で」を補筆し完成させるなど、多彩な分野で大活躍を見せています。


■作家ファイル■

出身地
アメリカ、ニューヨーク州バッファロー
学歴
オハイオ州アンティオーク・カレッジ卒
生没
1938年6月24日~
作家としての経歴
1961
ペイパーバックシリーズ〈ゴールド・メダル〉シリーズの1冊として「死の裏切り」を発表し、作家デビュー
1976
マット・スカダーものの第1作「過去からの弔鐘」を発表
1977
泥棒バーニィものの第1作「泥棒は選べない」を発表
1979
泥棒バーニイもの「泥棒は詩を口ずさむ」で第1回ネロ・ウルフ賞を受賞
1985
短編「夜明けの光の中に」でアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞の最優秀短編賞を受賞
1992
マット・スカダーものの長編「倒錯の舞踏」でアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞の最優秀長編賞を受賞
1994
短編「ケラーの治療法」でアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞の最優秀短編賞を受賞
1994
アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞の巨匠賞を受賞
1998
短編「ケラーの責任」でアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞の最優秀短編賞を受賞
2004
イギリス推理作家協会(CWA)賞のダイヤモンド・ダガー賞を受賞
シリーズ探偵
酔いどれ探偵マット・スカダー (Matt Scudder)
泥棒バーニィ・ローデンバー (Bernie Rhodenbarr)
不眠症のスパイ、エヴァン・タナー (Evan Tanner)
軟派な青年チップ・ハリスン (Chip Harrison)
エド・ロンドン (Ed London)
雇われ殺し屋ケラー (John Keller)
マーティン・H・エイレングラフ (Martin Ehrengraf)
代表作
【マット・スカダー】
「八百万の死にざま」「倒錯の舞踏」「死者との誓い」
【泥棒バーニイ】
「泥棒は詩を口ずさむ」
【ノンシリーズ】
「緑のハートを持つ女」
「夜明けの光の中に」「ケラーの治療法」「ケラーの責任」(短編)

■関連リンク■

1 ローレンス・ブロック公式サイト


■著作リスト■

1 酔いどれ探偵マット・スカダー登場作品リスト

2 泥棒バーニィ・ローデンバー登場作品リスト

3 不眠症のスパイ エヴァン・タナー登場作品リスト

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 快盗タナーは眠らない 1966 創元推理文庫268-2
2 タナーと謎のナチ老人 創元推理文庫268-3
3 Tanner's Twelve Swingers 1967 -
4 Two for Tanner
(The Scoreless Thai)
1968 -
5 Tanner's Tiger -
6 Here Comes a Hero
(Tanner's Virgin)
-
7 Me Tanner, You Jane 1970 -
8 Tanner on Ice 1998 -

4 殺し屋ケラー登場作品リスト

【長編】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 殺しのリスト 2000 二見文庫('02)
2 Hit Parade
殺しのパレード
2006 二見文庫('07)
3 Hit and Run
殺し屋 最後の仕事
2008 二見文庫('11)

【短編集】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 殺し屋 1998 二見文庫('98) 連作短編集
1 名前はソルジャー 1990 早川文庫146-7「夜明けの光の中に」
HMM'92.4
2 ケラー、馬に乗る
(馬に乗ったケラー)
1994 扶桑社ミステリー「馬に乗ったケラー」('98)
HMM'97.11
3 ケラーの治療法
(ケラーの療法)
1993 早川文庫356-1「エドガー賞全集 [1990~2007]」('08)
光文社文庫「頭痛と悪夢」('99)
扶桑社ミステリー「ケラーの療法」('97)
HMM'95.4
MWA賞最優秀短編賞('94)
4 犬の散歩と鉢植えの世話、引き受けます 1994
5 ケラーのカルマ 1995 早川文庫332-1「殺しのグレイテスト・ヒッツ」('07)
6 ケラー、光り輝く鎧を着る
7 ケラーの選択 1998
8 ケラーの責任
(ケラー、窮地に陥る)
1997 早川文庫356-1「エドガー賞全集 [1990~2007]」('08)
光文社文庫「頭痛と悪夢」('99)
DHC「アメリカミステリ傑作選2000」('99)
HMM'98.11
MWA賞最優秀短編賞('98)
9 ケラーの最後の逃げ場 1998 DHC「アメリカミステリ傑作選2001」('01)
10 ケラーの引退
2 Enough Rope 2002 - その他の短編集6+初収録はスカダー2編他全13編
1 Keller's Horoscope 2001 -
2 Keller's Designated Hitter
ケラーの指名打者
HMM'01.12

【その他の短編】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 Keller's Art
ケラーの芸術
2000 ジャーロ'01夏
2 Keller and the Rabbits 2003 -
3 Keller's Adjustment
ケラーの適応能力
2005 創元推理文庫169-5「十の罪業 Red」('09)

5 チップ・ハリスン登場作品リスト

【長編】

すべてチップ・ハリスン名義(再版とイギリス版はブロック名義)

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 No Score 1970 -
2 Chip Harrison Scores Again 1971 -
3 Make Out with Murder
(Five Little Rich Girls)
1974 -
4 The Topless Tulip Caper 1975 -

【短編集】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 バランスが肝心
 ローレンス・ブロック傑作集2
1984 早川文庫146-6 スカダー1編他
全19編
1 マロリイ・クイーンの死 1984 光文社文庫「頭痛と悪夢」('99)
2 The Collected Mystery Stories 1999 - その他の短編集1~3+ケラー2編の61編既収録
初収録はスカダー2編、バーニィ1編他全12編
1 As Dark as Christmas Get
クリスマスにもほど暗く
1997 光文社文庫「頭痛と悪夢」('99)
EQ'99.1

7 その他の作品

【長編】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 Death Pulls a Doublecross
(Coward's Kiss)
(死の裏切り)
1961 - ローレンス・ブロック名義でのデビュー作
エド・ロンドン
2 Mona
(Sweet Slow Death)
(Grifter's Game)
-
3 The Case of the Pornographic Photos
(You Could Call It Murder)
- Roy Markhamもの
4 緑のハートをもつ女 1965 創元推理文庫268-1
5 Deadly Honeymoon
(恐怖のハネムーン)
1967 -
6 After the First Death 1969 -
7 The Specialists -
8 Ronald Rabbit is a Dirty Old Man
危険な文通
(ダーティー・ラリー氏の華麗なる陰謀)
1971 三笠書房('72)
9 Ariel
魔性の落とし子
1980 二見文庫('88)
10 Random Walk
盲目の予言者
1988 二見書房('98)
11 砕かれた街 2003 二見文庫(上下)('04)
12 Lucky at Cards 2007 -

【シェルドン・ロード (Sheldon Lord)名義】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 Carla
(Puta)
1958 -
2 A Strange Kind of Love 1959 -
3 69 Barrow Street -
4 Candy 1960 -
5 Community of Women -
6 April North 1961 -
7 Pads are for Passion
(A Diet of Treacle)
-
8 Lucky at Cards 1964 -

【アンドリュー・シロー (Andrew Shaw)名義】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 Campus Tramp 1959 -
2 Lover 1961 -
3 $20 Lust
(Cinderella Sims)
-

【レスリー・エヴァンズ (Lesley Evans)名義】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
6 Strange Are the Ways of Love 1959 -

【リー・ダンカン (Lee Duncan)名義】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
6 Fidel Castro Assassinated
(Killing Castro)
1961 -

【ジル・エマーソン (Jill Emerson)名義】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 Warm and Willing 1964 -
2 Enough of Sorrow 1965 -
3 I am Curious 1970 -
4 Threesome -
5 Sensuous 1972 -
6 The Trouble with Eden -
7 A Week As Andrea Benstock 1973 -
8 Getting Off 2011 -

【ポール・キャヴァナー (Paul Kavanagh)名義】

再版はブロック名義

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 Such Men Are Dangerous 1969 -
2 The Triumph of Evil 1971 -
3 Not Comin' Home to You 1974 -

【共著】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 Babe in the Woods
(赤ん坊)
1960 - ウィリアム・アード (William Ard))との共著
Lou Largoシリーズ
2 Code of Arms 1981 - ハロルド・キング (Harold King)との合作
3 夜の闇の中へ 1987 早川文庫10-5
早川書房('88)
HMM'88.1-3
コーネル・ウールリッチ (Cornell Woolrich)の未完長編を補筆

【映画脚本】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 マイ・ブルーベリー・ナイツ 2007 扶桑社セレクト('08) ウォン・カーウァイ (Wong Kar-Wai)との共同脚本

【リレー長編】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 完璧な殺人
(完全殺人)
1991 早川文庫178-1
HMM'92.11-'93.3

【短編集】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 おかしなことを聞くね
 ローレンス・ブロック傑作集1
1983 早川文庫146-4 スカダー1編、バーニィ1編他
全18編
1 食いついた魚 1976 HMM'84.6
2 成功報酬 1978 EQ'78.5 マーティン・エイレングラフ
短編集4にも収録
3 ハンドボール・コートの他人
(中古のジーンズ)
1977 創元推理文庫200-2「今月のペテン師
」('80)
HMM'85.6
4 道端の野良犬のように HMM'80.11
5 泥棒の不運な夜
(紳士協定)
創元推理文庫200-3「最後のチャンス─年刊ミステリ傑作選'78」('78)
HMM'77.6
6 我々は強盗である HMM'85.12
7 一語一千ドル 1978 HMM'82.8
8 動物収容所にて 1974 HMM'86.5
9 詩人と弁護士 1979 EQ'79.7 マーティン・エイレングラフ
短編集4にも収録
10 あいつが死んだら
(この男が死ねば)
1964 大和書房「ラヴレターにご用心」('84)
HMM'76.12
11 アッカーマン狩り 1977 HMM'80.3
12 保険殺人の相談 1976 HMM'86.12
13 おかしなことを聞くね HMM'84.9
14 無意味なことでも 1981
15 クレイジー・ビジネス 1977 HMM'81.8
16 死への帰還 1978 HMM'82.10
2 バランスが肝心
 ローレンス・ブロック傑作集2
1984 早川文庫146-6 スカダー1編、チップ・ハリスン1編他、全19編
1 雲を消した少年 1984
2 狂気の行方
(狂気の果て)
1963 ヒッチコックマガジン'63.4
3 危険な稼業 1977
4 処女とコニャック 1984 短編集4にも収録?
5 経験 1978 EQ'79.3 マーティン・エイレングラフ
6 週末の客
7 それもまた立派な強請 1984
8 人生の折り返し点 1978 HMM'82.5
9 今日はそんな日 1974
10 安らかに眠れ、レオ・ヤングダール 1984
11 バランスが肝心 1963 HMM'83.9
12 ホット・アイズ、コールド・アイズ 1978
13 最期に笑みを
(最後には微笑みを)
1966 バベル・プレス「本の殺人事件簿2」('01)
14 風変わりな人質
(ありそうもない誘拐)
1967 HMM'79.3
15 エイレングラフの取り決め 1978 マーティン・エイレングラフ
短編集4にも収録
16 カシャッ! 1977
17 逃げるが勝ち? 1966 HMM'84.4
3 夜明けの光の中に
 ローレンス・ブロック傑作集3
1994 早川文庫146-7 スカダー3編、バーニィ1編、殺し屋ケラー1編他、全20編
1 夢のクリーヴランド 1989 EQ'89.5
2 男がなさねばならないこと
(男がやらねばならぬこと)
1966 HMM'67.4
3 魂の治療法 1963 HMM'83.2
4 エイレングラフの選択 1982 EQ'83.1 マーティン・エイレングラフ
短編集4にも収録
5 胡桃の木 1993
6 交歓の報酬
(旅の目的)
1986 扶桑社ミステリー「スカーレット・レター」('93)
EQ'88.3
7 死にたがった男 1967
8 タルサ体験 1993
9 いつかテディ・ベアを
10 思い出のかけら 1991
11 ヒリアードの儀式 1992 HMM'92.12
12 エイレングラフの秘薬 1984 EQ'84.7 マーティン・エイレングラフ
短編集4にも収録
13 フロント・ガラスの虫のように 1985 光文社文庫「頭痛と悪夢」('99)
EQ'97.11
EQ'86.11
14 自由への一撃 1991 扶桑社ミステリー「自由への一撃」('97)
15 どんな気分? 1993
4 Ehrengraf for the Defense 1994 - マーティン・エイレングラフ
短編集1~3所収の6編を含めた全8編、限定本
1 The Ehrengraf Presumption
エレングラフの推定
1978 EQ'92.7 マーティン・エイレングラフ
2 The Ehrengraf Riposte
エイレングラフの反撃
EQ'93.1 マーティン・エイレングラフ
5 One-Night Stands 1998 - 450部限定本
6 The Collected Mystery Stories 1999 - 短編集1~3+ケラー2編の61編既収録、初収録はスカダー2編、バーニィ1編、チップ・ハリスン1編他全12編
1 The Ehrengraf Presumption 1978 - マーティン・エイレングラフ
2 The Ehrengraf Riposte - マーティン・エイレングラフ
3 The Ehrengraf Affirmation
エイレングラフの確認
1997 光文社文庫「頭痛と悪夢」('99)
EQ'97.7
マーティン・エイレングラフ
4 Headaches and Bad Dreams
頭痛と悪夢
光文社文庫「頭痛と悪夢」('99)
EQ'98.3
5 How Far It Could Go
どこまで行くか
光文社文庫「頭痛と悪夢」('99)
HPB1706「巨匠の選択」('01)
EQ'98.11
6 やりかけたことは 1999 早川文庫362-7 現代短篇の名手たち7「やさしい小さな手」
ジャーロ'00秋
7 Like a Bone in the Throat
言えないわけ
1998 光文社文庫「頭痛と悪夢」('99)
早川文庫「復讐の殺人」('01)
HMM'98.12
8 三人まとめてサイドポケットに 1998 早川文庫362-7 現代短篇の名手たち7「やさしい小さな手」
ジャーロ'01春
7 The Lost Cases of Ed London 2001 - エド・ロンドン
8 Enough Rope 2002 - 短編集6+初収録はスカダー2編、ケラー2編他全13編
1 The Ehrengraf Reverse
エイレングラフのリヴァース
2002 HMM'03.1 マーティン・エイレングラフ
2 ほぼパーフェクト 早川文庫362-7 現代短篇の名手たち7「やさしい小さな手」
3 ボールを打って、フレッドを引きずって 早川文庫362-7 現代短篇の名手たち7「やさしい小さな手」
4 ポイント 早川文庫362-7 現代短篇の名手たち7「やさしい小さな手」
5 やさしい小さな手 2001 早川文庫362-7 現代短篇の名手たち7「やさしい小さな手」
HMM'02.4
6 怒れるトミー・ターヒューン 2002 早川文庫362-7 現代短篇の名手たち7「やさしい小さな手」
HMM'08.7
7 どうってことはない 早川文庫362-7 現代短篇の名手たち7「やさしい小さな手」
8 ノックしないで 1979 早川文庫362-7 現代短篇の名手たち7「やさしい小さな手」
9 You Can’t Lose 1958 -
9 One Night Stands and Lost Weekends 2008 -

【日本で独自編纂の短編集】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 頭痛と悪夢 1999 光文社文庫 英米短編ミステリー名人選集4 スカダー3編、バーニィ1編、ケラー2編、チップ・ハリスン2編他全13編
1 The Ehrengraf Affirmation
エイレングラフの確認
1997 EQ'97.7 マーティン・エイレングラフ
短編集6に収録
2 Like a Bone in the Throat
言えないわけ
1998 早川文庫「復讐の殺人」('01)
HMM'98.12
短編集6に収録
3 How Far It Could Go
どこまで行くか
1997 HPB1706「巨匠の選択」('01)
EQ'98.11
短編集6に収録
4 Like a Bug on a Windshirld
フロント・ガラスの虫のように
1985 早川文庫146-7「夜明けの光の中に」 短編集3に収録
5 Headaches and Bad Dreams
頭痛と悪夢
1997 EQ'98.3 短編集6に収録
2 やさしい小さな手 2009 早川文庫362-7 現代短篇の名手たち7 スカダー4編他
全13編
1 ほぼパーフェクト   短編集8に収録
2 怒れるトミー・ターヒューン 2002 HMM'08.7 短編集8に収録
3 ボールを打って、フレッドを引きずって   短編集8に収録
4 ポイント   短編集8に収録
5 どうってことはない   短編集8に収録
6 三人まとめてサイドポケットに 1998 ジャーロ'01春 短編集6に収録
7 やりかけたことは 1999 ジャーロ'00秋 短編集6に収録
8 情欲について話せば 2001 HMM'03.1
9 やさしい小さな手 2001 HMM'02.4 短編集8に収録
10 ノックしないで 1979   短編集8に収録

【その他の邦訳短編】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 Make a Prison
すばらしい牢獄
1959 講談社文庫「世界ショートショート傑作選2」('79)
2 Package Deal
この町、売ります
1961 HMM'74.6
3 The Boy Who Disappeared Clouds
雲を消した少年
1984 SFマガジン'85.9
4 Cleveland in My Dreams
夢のクリーヴランド
1989 EQ'89.5
5 Elephant Blues
巨象のブルース
HMM'74.8 ベン・クリストファー名義
6 ぱくられて サンリオ「私は目撃者」('79) 犯罪実話

【編書】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 Death Cruise: Crime Stories on the Open Seas 1999 -
2 Master's Choise
巨匠の選択
HPB1706
3 Speaking of Greed -
4 Master's Choise vol.2 2000 -
5 Opening Shots -
6 Opening Shots vol.2 2001 -
7 The Best American Mystery Stories 2001
アメリカミステリ傑作選2003
DHC('03) オットー・ペンズラーとの共編
8 Speaking of Lust: Stories of Forbidden Desire -
9 Speaking of Wrath: Stories of Vindictive Anger 2002 -
10 Blood on Their Hands 2003 -
11 Manhattan Noir
マンハッタン物語
2006 二見文庫('08)

【ノンフィクション】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 Writing the Novel: From Plot to Print
(小説の書き方─プロットから印刷まで)
1979 -
2 Telling Lies for Fun & Profit
ローレンス・ブロックのベストセラー作家入門
(趣味と実益のための嘘─作家マニュアル)
1981 原書房('03)
3 Write For Your Life 1986 -
4 Spider, Spin Me a Web 1987 -
5 The Liar's Bible 2011 -
6 Afterthoughts -

【回想録】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 Step by Step: A Pedestrian Memoir 2009 -

【エッセイ・評論その他】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 In Memoriam: Ross Thomas
追悼ロス・トーマス
HMM'96.12 エッセイ
2 A Rare and Radiant Mother
世にもまれなる輝かしき母
HMM'03.1
3 尊敬する作家に自分を重ねて HMM'05.10
4 筆はここで止まる HMM'08.11
5 アモンティリャアドの呪い HMM'09.8

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