掲載不可 タイトル

幻を追う男

原題

Speak of the Devil

発表年

1941

著者/訳者/解説

ジョン・ディクスン・カー/久坂恭/トニー・メダウォー(訳・森英俊)

カバーデザイン

イラスト 畑農照雄

ページ数

54(全体で317)(巻末「悪魔の所業、決闘、そして背信」)

あらすじ(解説文)

出版

光文社
EQ106号(95年7月)
ジョン・ディクスン・カーが1977年に亡くなったとき、いくつかのプロジェクトが未完成のままで残された。その中には、黄金時代の探偵小説の回想録、それに少なくとも、別の著名作家兼アマチュア探偵が事件を捜査する歴史ミステリーが、もう一編含まれていた。これらのタイプ原稿は、いずれも残っていない。とはいえ、これまで我々に、カーのあまり知られていない作品を数多く紹介してくれたダグラス・グリーン氏の出版社を通じて、我々は飛び切りのもの─これまで出版されたことのない摂政時代の精神に満ち、どこにも見られぬ極め付きの謎を提示した、長編歴史ミステリー─を読む機会を与えられたのである。
さあ、まやかしの神様、ジョン・ディクスン・カーに自ら語ってもらおう。時は1941年2月10日の6時40分。あなた方は、BBCの国内放送に耳を傾けている。「ノルウェー語のニュース」が終わったばかり。今まさに、『幻を追う男』がはじまろうとしている……。

初版

1995年(780円)

重版

入手

絶版

ISBN

なし

【EQ95年7月号収録作品】

1 ダイヤモンドの賭け (ダシール・ハメット
   (The Diamond Wager)

2 バリクロホの霧 (バーバラ・キャラハン)
   (The Mists of Ballyclough)

3 アリバイ (アンドリュー・ヴァクス)
   (Alibi)

4 パートナー (ジャン・バーク)
   (Unharmed)

5 郵便受けに消えた本 (エドワード・D・ホック
   (The Problem of the Country Mailbox)

6 ぼくらもいよいよ (ドロシー・パーカー)
   (Here We Are)

7 鳩笛草(はとぶえそう) 後編 (宮部みゆき)

8 闇に用いる力学 第2回 (竹本健治)

9 幻を追う男(脚本) (ジョン・ディクスン・カー)
   (Speak of the Devil)


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