謎の兇器 タイトル

謎の兇器

原題

The Toys of Death & In Peril of His Life

発表年

1948

著者/訳者/解説

G.D.H&M.コオル/長沼弘毅/田中潤司

カバーデザイン

永田力

ページ数

234(巻末「経済学者と探偵小説」及びコール夫妻の著作リスト)

あらすじ(解説文)

出版

六興出版部
六興推理小説選書(キャンドル・ミステリーズ)110
探偵小説揺籃の地イギリスには、広く世間に名を知られた人物が手すさびに探偵小説を書いている例が多い。フィルポッツ、ノックス、チェスタートン、ブレイクなどが、知名人士にして探偵小説を書いた作家のよい例だが、本書の筆者G.D.H.&M.コオルのご夫妻も”趣味として”探偵小説を書いた作家の一人、いや一組である。コオル夫妻はイギリスの著名な経済学者で、いろいろと経済関係の著書もあり、その邦訳もあるので、日本でも経済学徒にはよくその名を知られている。経済学者コオル夫妻は、一九二三年、夫君が病中に専門書の読書を禁じられたため、退屈しのぎに探偵小説を書き出し、その後、ご夫婦合作で多作を続けたが、一九四八年、探偵小説の筆を折った。本書に所載した二篇は、いずれも一九四八年発表のコオル夫妻最後の作品で、訳者長沼弘毅氏自選の傑作揃いである。

初版

1957年(190円)

重版

入手

amazon

ISBN

なし

1 謎の兇器 (The Toys of Death)

2 未亡人殺人事件 (In Peril of His Life)


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