検事方向転換す タイトル

検事方向転換す

原題

The D.A. Calls a Turn

発表年

1943

著者/訳者/解説

E・S・ガードナー/平出禾/平出禾

カバーデザイン

上泉秀俊

ページ数

190

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ596
11月の感謝祭の夜、静かに晩餐を楽しんでいた保安官、レックス・ブランドンの家に、突然、聞きなれない声の電話がかかった。はるばる弟に会いに行く途中、ラス・アリダスで、酒を飲んだ勢いでセダンを盗んだ─と、電話の男は言ってきたのだ。保安官は早速、地方検事、ダグラス・セルビイに連絡をとるや、オレンジ・ハイツにいるというその男のところへ車を飛ばした。問題の車は、オレンジ・グローヴ街とマディスン通りの角にパークしていた。だが……保安官とセルビイがその車に近づいていったとき、オレンジ・ハイツから坂を疾走してきたトラックがセダンに衝突したのだ! 一瞬の出来事だった─車の男は押しつぶされ、そのそばで、黒い小犬が鳴いていた……。死んだ男は、ハリウッドにチェイン・ストアを経営するデスモンド・L・ビルメイア、しかも奇妙なことに、10年も昔の古ぼけた手紙を一通持っていたのだ。しかし、この事件は意外な方向へと発展した。死体はカールトン・グラインズであるという申し立が、カールトンの弟からあがったのだ! が、カールトンは10年前、オレゴン州の刑務所で起った火事騒ぎで、焼死したはずだという。セルビイは、すぐさま事件の徹底的な捜査にのりだした。

初版

1960年(160円)

重版

入手

amazon

ISBN

なし

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