汚辱と怒り タイトル

汚辱と怒り

原題

A Kind of Anger

発表年

1964

著者/訳者/解説

エリック・アンブラー/宇野利泰/S

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

294(巻末「一〇〇〇番のハヤカワ・ミステリ」&アンブラー作品リスト)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ1000
警察長官国際会議がジェネヴァで開催されたとき、イラク代表として出席したアルビル大佐は、スイスに亡命した。会議の進行中、イラクのある地方でクーデターが発生、バグダッド政府は、苦闘の末に鎮圧に成功し、引き続き、首謀者と目される人物を大量に処刑した。帰国すれば、すぐ逮捕され、銃殺される運命にあったアルビル大佐は、スイスに亡命を申し出、許されていた。その後の大佐は、スイスで悠々自適、若い女性と浮名を流していたが、最近突然に殺されてしまった。殺人事件があったとき、ビキニの女性が慌てて家を出ていったことが分かっただけで、事件はいっこうに進展をみせなかった。 かくして、世界に新鮮なニュースと話題を提供する世界的な週刊誌《ワールド・リポーター》は、この事件を徹底的に洗うことになった。そしてパリ支局員のピート・マースに白羽の矢が立てられ、ビキニの女を捜しあて、彼女の独占インタヴュー記事をとることになった。だがこれをきっかけにピートは、国際的な陰謀の真只中に知らず知らずに巻き込まれていったのである! ハヤカワ・ミステリ1000番を記念する最高のエスピオナージ! 待望久し、巨匠アンブラーの最新傑作!

初版

1967年(350円)

重版

入手

amazon

ISBN

4-15-001000-5

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