ミステリ史上最大の謎を残したイギリスの文豪

UK チャールズ・ディケンズ
(Charles Dickens)

クリスマス・カロル
「クリスマス・カロル」
(1843年)
(新潮社)

 イギリスのビクトリア朝を代表する小説家であり、「クリスマス・キャロル」などで全世界的に有名な文豪です。

 12歳の時に父親が借金が原因で投獄されたため、靴墨工場に勤めるなどして苦労の日々を送ります。その後弁護士の書生を務め、速記術を習って新聞記者に転身し新聞・雑誌に文章やエッセイを寄稿するようになりました。

 小説家として名を馳せるようになったのは1837年に最初の長編であり、アマチュア・スポーツマン・クラブの滑稽談「ピクウィック・クラブ」を発表してからでした。
以後「オリヴァー・ツイスト」(1838)や「クリスマス・キャロル」(1843)「二都物語」(1859)「大いなる遺産」(1861)などの歴史に残る傑作を発表しています。

 ミステリとしては1841年に長編「バーナビイ・ラッジ」を発表しますが、これは謎解きを盛り込んだ作品であり、ポオの「モルグ街の殺人」とほぼ同時期に発表されています。
その雑誌連載中にポオがメイントリックを見破って世間に発表したという有名なエピソードも残っています。

エドウィン・ドルードの謎
「エドウィン・ドルードの謎」
(1870年)
(東京創元社)

 その後はバケット警部の登場する長編「荒涼館」(1853)、旧友である作家で推理小説家のW・ウィルキー・コリンズの影響を受けて書かれたといわれ、クイーンの定員にも選ばれているる純粋な推理短編小説「追いつめられて」(1859)などのミステリを発表しました。

 そして更に意欲的に推理長編「エドウィン・ドルードの謎」の執筆を開始しますが、完成予定の12章の丁度半分の6章を書上げたところで急逝。以後この作品の結末はミステリ史上最大の謎として残されることになりました。

 以後多くの作家がこの作品の結末に挑戦していますが、もちろんその本当の結末は誰も知ることはできないでしょう。


■作家ファイル■

出身地
イギリス、イングランド南部ハンプシャー州(ポーツマス近くのランドポート生まれ)
生没
1812年2月7日~1870年6月9日
作家としての経歴
1833
最初の作品である短編「ポプラ小径の晩餐会」を月刊雑誌〈マンスリー・マガジン〉12月号に発表
1836
処女長編「ピクウィック・クラブ」を発表
1841
ポーの「モルグ街の殺人」とほぼ同時期にミステリー長編「バーナビイ・ラッジ」が書かれる
1853
バケット警部の登場する長編「荒涼館」を発表
1870
ミステリー長編「エドウィン・ドルードの失踪」の連載予定12回のうち6回を書上げた所で急逝。この作品の結末は、ミステリー史上に残る最大の謎とされている。全部で15の長編と数百の中短編を残している
シリーズ探偵
バケット警部 (Inspector Bucket)
代表作
【バケット警部】
「荒涼館」
【ノンシリーズ】
「バーナビイ・ラッジ」「エドウィン・ドルードの謎」(未完)
「クリスマス・カロル」
「骨董屋」「二都物語」「大いなる遺産」

■関連リンク■

1 ディケンズ・フェロウシップ日本支部


■著作リスト■

1 バケット警部登場作品リスト

2 その他の作品

【長編】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 ピクウィック・クラブ
(英国紳士サミュエル・ピクウィク氏の冒険)
(ピクウィック・ペイパーズ)
(ピクウィック倶楽部)
1837 ちくま文庫(上中下)('90)
未知谷('05)
あぽろん社(上下)('02)
北星堂書店('89)
三笠書房('74)
三笠書房 世界文学選書66-68('51)
旅行記
2 オリヴァー・トゥイスト
(オリヴァ・ツウィスト)

(オリバー・ツイスト)
(オリヴァー・ツイスト)
(オリバー・ツイストの冒険)
(オリバーの冒険)
1838 新潮文庫(改版)(上下)('05)
角川書店(上下)('06)
ちくま文庫(上下)('90)
岩波文庫(上下)('56)
南雲堂フェニックス('03)
偕成社 少年少女世界の名作('82)
講談社 世界の名作19('84)
講談社文庫('71)
春陽堂 少年少女文庫('80)
あかね書房 少年少女世界の文学5('71)
三笠書房(2冊)('68)
中央出版社 少年少女文庫30('63)
東京創元社 世界少年少女文学全集6('61)
新潮文庫('55)
角川文庫('53)
講談社 世界名作全集56('53)
大雅堂('49)
講談社 世界名作物語('48)
改造社 世界大衆文学全集9('30)
社会小説
3 Nicholas Nickleby
ニコラス・ニクルビー
(善神と魔神と)
(ニコラス・ニックルベイ物語)
1839 こびあん書房(上下)('01)
角川文庫(1巻のみ)('53)
婦人之友社 フレンドライブラリー1('29)
社会小説
4 骨董屋
(さすらいの少女)
1841 ちくま文庫(上下)('89)
偕成社 少年少女世界の名作('83)
偕成社 少女名作シリーズ2('81)
三笠書房('73)
放浪記
5 バーナビー・ラッジ 集英社 世界文学全集15('75)
あぽろん社('03)
集英社ギャラリー 世界の文学3「イギリスⅡ」('90)
「モルグ街の殺人」と並ぶ推理小説の嚆矢的作品
1780年のジョージ・ゴードンの乱をテーマにした歴史ミステリ
6 マーティン・チャズルウィット 1844 ちくま文庫(上中下)('93)
あぽろん社(上下)('05)
三笠書房('74)
ミステリ
7 Dombey and Son
ドンビー父子
1848 こびあん書房(上下)('00)
8 デイヴィッド・コパフィールド
(デヴィッド・カッパフィールド)
(デェヴィド・カッパフィールド)
1850 新潮文庫(新装版)(4冊)('06)
岩波文庫(新装版)1~5('02-'03)
角川文庫(3冊)('71)
あぽろん社(新訳版)(上下)('06)
あぽろん社('94)
偕成社 少年少女世界の名作('83)
集英社 世界文学全集20-21('70)
新潮文庫(4冊)('67)
新潮社 世界文学全集12-14('63)
岩浪文庫1-6('52)
河出書房 世界文学全集学生版(上下)('52)
日本評論社 世界古典文庫43-45('49-50)
自伝的な小説
9 Hard Times
ハード・タイムズ
(世の中)
1854 英宝社('00)
新潮社 世界文学全集18('28)
社会小説
10 リトル・ドリット 1857 ちくま文庫(4冊)('91)
集英社 世界文学全集33・34('80)
11 二都物語 1859 新潮文庫(上下)('91)
旺文社文庫('74)
角川文庫('66)
岩波文庫(上中下)('48)
南雲堂 SIMPLY名作シリ-ズ('93)
偕成社 少年少女世界の名作11('83)
筑摩書房('77)
集英社 ジュニア版世界の文学30('75)
集英社 世界の名作21('65)
筑摩書房 世界名作全集13('61)
三笠書房('58)
河出書房 世界文学全集6('55)
講談社 世界名作全集25('52)
紫文閣 世界名作選歴史小説集('39)
改造社 世界大衆文学全集42('30)
新潮社 世界文学全集18('28)
歴史・ロマンス小説
12 大いなる遺産
(大きな遺産相続)
1861 新潮文庫(上下)('51)
河出文庫(上下)('11)
角川文庫クラシックス(上中下)('98)
中央公論社 世界の文学セレクション36-15('93)
北星堂書店('90)
角川文庫(上中下)('52)
改造社(上下)('48)
断流社 欧米名著物語選集('48)
13 我らが共通の友
(互いの友)
1865 ちくま文庫(上中下)('97)
こびあん書房(上下)('96)
14 エドウィン・ドルードの謎 1870 創元推理文庫189-1
講談社 世界名作全集29「エドウィン・ドルードの謎ほか6篇」('77)
未完のミステリー長編

【クリスマス・ブック (Christmas Books)】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 クリスマス・カロル
(クリスマス・キャロル)
(スクルージ)
1843 新潮文庫('89)
ちくま文庫「クリスマス・ブックス」('91)
金の星社 フォア文庫('91)
光文社古典新訳文庫('06)
集英社文庫('91)
講談社文庫('82)
角川文庫('80)
旺文社文庫('73)
三笠書房('73)
ポプラ社文庫('03)
岩波少年文庫('01)
近代文芸社('96)
日本図書刊行会('97)
集英社 愛蔵版世界文学全集15「バーナビー・ラッジ」('75)
栄光出版社('75)
思索社 思索選書155('50)
2 鐘の音
(鐘の精)
1844 ちくま文庫「クリスマス・ブックス」('91)
あぽろん社 みゅーず・らいぶらり107('79)
三友社('73)
3 炉辺のこほろぎ
(炉辺のこおろぎ)
(爐邊の蟋蟀)
1845 岩波文庫('35)
新潮文庫('59)
角川文庫('58)
近代文芸社 家庭のおとぎ話('04)
北星堂書店('90)
あぽろん社 みゅーず・らいぶらり108('83)
東洋文化社 メルヘン文庫('80)
南雲堂 学生文庫51('77)
栄光出版社('75)
思索社 思索選書155「クリスマス・キャロル」('50)
隆文堂('49)
4 The Battle of Life
人生の戦い 一つの愛の物語
1846 成美堂('90)
あぽろん社 みゅーず・らいぶらり101('81)
5 The Haunted Man
(The Haunted Man and the Ghost’s Bargain)
憑かれた男
(憑かれた男と幽霊の取引)
(一つの幽霊物語)
1848 あぽろん社('82)
あぽろん社 みゅーず・らいぶらり105('78)
角川文庫「炉辺のこおろぎ 家庭のお伽話 他一篇」('58)

【クリスマス・ストーリーズ (Christmas Stories)】

ほとんどが他作家との合作作品で作品の一部を担当

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 A Christmas Tree
(クリスマス・ツリー)
1850 -
2 What Christmas is, as We Grow Older 1851 -
3 The Poor Relation's Story 1852 -
4 The Child's Story -
5 The Schoolboy's Story 1853 -
6 Nobody's Story -
7 The Seven Poor Travellers
哀れな旅人
1854 北星堂書店「ディケンズ朗読短篇選集」('06)
8 The Holly-Tree Inn 1855 -
9 The Wreck of the Golden Mary 1856 - ウィルキー・コリンズも参加
10 The Perils of Certain English Prisoners 1857 -
11 Going into Society 1858 -
12 The Haunted House 1859 -
13 A Message from the Sea 1860 -
14 Tom Tiddler's Ground 1861 -
15 Somebody's Luggage 1862 -
16 Mrs Lirriper's Lodgings 1863 -
17 Mrs Lirriper's Legacy 1864 -
18 Doctor Marigold's Prescriptions
ドクター・マリーゴールドの診断
1865 北星堂書店「ディケンズ朗読短篇選集」('06)
HMM'95.12
19 Mugby Junction
マグビー駅のボーイ
1866 北星堂書店「ディケンズ朗読短篇選集」('06)
20 No Thoroughfare
(通行止め)
1867 - ウィルキー・コリンズと合作
五幕ものの戯曲

【短編集】

未訳のものも含めると全体では数百あると言われています

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 Sketches by Boz; Illustrative of Everyday Life, and Every-Day People
(ボズのスケッチ集)
1836 -
1 Our Parish
我が教区
日本図書刊行会「ボズの素描集」('93)
1 The Beadle. The Parish Engine. The Schoolmaster. -
2 The Curate. The Old Lady. The Half-Pay Captain -
3 The Four Sisters -
4 The Election for Beadle -
5 The Broker's Man -
6 The Ladies' Societies -
7 Our Next-Door Neighbour -
2 Scenes
情景
日本図書刊行会「ボズの素描集」('93)
1 The Streets - Morning -
2 The Streets - Night -
3 Shops and Their Tenants -
4 Scotland-Yard -
5 Seven Dials -
6 Meditations in Monmouth-Street -
7 Hackney-Coach Stands -
8 Doctors' Commons -
9 London Recreations -
10 The River -
11 Astley's -
12 Greenwich Fair -
13 Private Theatres -
14 Vauxhall-Gardens by Day -
15 Early Coaches -
16 Omnibuses -
17 The Last Cab-Driver, and the First Omnibus Cad -
18 A Parliamentary Sketch -
19 Public Dinners -
20 The First of May -
21 Brokers' and Marine-Store Shops -
22 Gin-Shops -
23 The Pawnbroker's Shop -
24 Criminal Courts -
25 A Visit to Newgate -
3 Thoughts about people
1 Thoughts about People -
2 A Christmas Dinner -
3 The New Year -
4 Miss Evans and the Eagle -
5 The Parlour Orator -
6 The Hospital Patient -
7 The Misplaced Attachment of Mr. John Dounce -
8 The Mistaken Milliner. A Tale of Ambition -
9 The Dancing Academy -
10 Shabby-Genteel People -
11 Making a Night of It -
12 The Prisoner's Van -
4 Tales 岩波文庫「ボズのスケッチ―短篇小説篇」(上下)('04)
ボズのスケッチ―短篇小説篇/上 岩波文庫('04)
1 ボーディングハウス盛衰記 -
2 ポプラ並木通りでのディナー
(ミンス氏といとこ)
1833 白水社「笑いの遊歩道 イギリス・ユーモア文学傑作選」('90) ディケンズのデビュー作
3 花嫁学校感傷賦 -
4 ラムズゲートのタッグス一家 -
5 ホレイショー・スパーキンズの場合 -
6 黒いヴェールの婦人 -
ボズのスケッチ―短篇小説篇/下 岩波文庫('04)
7 蒸気船でテームズ下れば -
8 グレート・ウィングルベリーの決闘 -
9 ミセス・ジョセフ・ポーターの出番 -
10 ワトキンス・トットル氏に降りかかった難儀 -
11 ブルームズベリーでの洗礼命名の儀 -
12 大酒飲みの死 -
2 Sketches of Young Gentlemen
(若紳士のスケッチ)
1838 -
1 Preface -
2 The Bashful Young Gentleman -
3 The Out-and-Out Young Gentleman -
4 The Very Friendly Young Gentleman -
5 The Military Young Gentleman -
6 The Political Young Gentleman -
7 The Domestic Young Gentleman -
8 The Censorious Young Gentleman -
9 The Funny Young Gentleman -
10 The Theatrical Young Gentleman -
11 The Poetical Toung Gentleman -
12 The 'Throwing-Off' Young Gentleman -
13 The Young Ladies' Young Gentleman -
14 Conclusion -
3 Sketches of Young Couples
(若夫婦のスケッチ)
1840 -
1 Preface -
2 The Young Couple -
3 The Formal Couple -
4 The Loving Couple -
5 The Contradictory Couple -
6 The Couple Who Dote Upon Their Children -
7 The Cool Couple -
8 The Plausible Couple -
9 The Nice Little Couple -
10 The Egotistical Couple -
11 The Couple WHo Coddle Themselves -
12 The Old Couple -
13 Conclusion -
4 Master Humphrey's Clock
(ハンフリー親方の時計)
1841 -
5 Reprinted Pieces
(再録小品集)
1858 -
1 The Long Voyage -
2 The Begging-Letter Writer -
3 A Child's Dream of a Star -
4 Our English Watering-Place -
5 Our French Watering-Place -
6 Bill-Sticking -
7 'Births. Mrs. Meek, of a Son -
8 Lying Awake -
9 The Ghost of Art -
10 Out of Town -
11 Out of the Season -
12 A Poor Man's Tale of a Patent -
13 The Noble Savage -
14 A Flight -
15 The Detective Police 講談社 世界名作全集29「エドウィン・ドルードの謎ほか6篇」('77) 邦訳は一部のみ
16 Three 'Detective' Anecdotes
警官の物語
講談社 世界名作全集29「エドウィン・ドルードの謎ほか6篇」('77) 下記の3編で構成
手袋 創元推理文庫104-24「ミニ・ミステリ傑作選」('75)
The Artful Touch -
The Sofa -
17 On Duty with Inspector Field -
18 Down with the Tide -
19 A Walk in a Workhouse -
20 Prince Bull. A Fairy Tale -
21 A Plated Article -
22 Our Honourable Friend -
23 Our School -
24 Our Vestry -
25 Our Bore -
26 A Monument of French Folly -
6 ホリデイ・ロマンス 1868 編集工房ノア('00)
1 はじめのお話
2 魔法の魚の骨 ちくま文庫「ヴィクトリア朝妖精物語」('90)
3 キャプテン・ボールドハートの冒険
4 さかさま国のお話・大人の学校
7 The Mudfog Papers
(The Mudfog and Other Sketches)
(マドフォッグとその他のスケッチ)
1880 -
1 Public Life of Mr. Tulrumble - Once Mayor of Mudfog -
2 Full Report of the First Meeting of the Mudfog Association for the Advancement of Everything -
3 Full Report of the Second Meeting of the Mudfog Association for the Advancement of Everything -
4 The Pantomime of Life -
5 Some Particulars Concerning a Lion -
6 Mr. Robert Bolton: The 'Gentleman Connected with the Press' -
7 Familiar Epistle from a Parent to a Child Aged Two Years and Two Months -

【日本で独自編纂の短編集】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 ディケンズ短篇集 1986 岩波文庫
1 墓掘り男をさらった鬼の話
(墓掘り男を盗み去った鬼どもの話)
1837 ちくま文庫「クリスマス・ファンタジー」('92) 長編1の29章に挿入
2 旅商人の話 長編1の14章に挿入
3 奇妙な依頼人の話 講談社 世界名作全集29「エドウィン・ドルードの謎ほか6篇」('77) 長編1の21章に挿入
4 狂人の手記 長編1の11章に挿入
5 グロッグヴィッヒの男爵 1839 長編3の6章に挿入
6 チャールズ二世の時代に獄中で発見された告白書 1840 講談社 世界名作全集29「エドウィン・ドルードの謎ほか6篇」('77) 短編集5に収録
7 ある自虐者の物語 1857 長編10の第2部21章
8 追いつめられて 1859 創元推理文庫104-25「犯罪文学傑作選」('77)
早川書房「復刻エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン No.1-3」('95)
講談社 世界名作全集29「エドウィン・ドルードの謎ほか6篇」('77)
EQMM'56.9
クイーンの定員4
短編ミステリ
9 子守り女の話 1860
10 信号手
(魔のトンネル)
1866 創元推理文庫「怪奇小説傑作集3」('69)
講談社文庫「世界鉄道推理傑作選2
講談社 青い鳥文庫Kシリーズ「魔のトンネル」('96)
講談社 世界名作全集29「エドウィン・ドルードの謎ほか6篇」('77)
11 ジョージ・シルヴァーマンの釈明 1868
2 Charles Dickens; Selected Short Stories for Public Readings
ディケンズ朗読短篇選集
2006 北星堂書店 小池滋編
1 バーデル対ピックウィック裁判
2 ボブ・ソーヤー氏の独身者パーティ
3 ひいらぎ旅館のブーツ
4 哀れな旅人 クリスマス・ストーリーズ7
5 マグビー駅のボーイ クリスマス・ストーリーズ19
6 ドクター・マリゴールド
(ドクター・マリーゴールドの診断)
1865 HMM'95.12 クリスマス・ストーリーズ18

【その他の邦訳短編】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
2 捕物座談会 新青年'39特別増刊 原題不明

【旅行記】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 アメリカ紀行 1842 岩波文庫(上下)('05)
2 Pictures from Italy
イタリアのおもかげ
1846 岩波文庫('10)

【戯曲】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 The Village Coquettes
(村のコケット娘)
1836 - 喜歌劇台本
2 The Strange Gentleman
(不思議な紳士)
1837 - 軽喜劇
3 Is She Wife? or Something Singular
(妻か、不思議なるものか)
- 軽喜劇

【その他】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 Sunday under Three Heads
(日曜三題)
1836 - ティモシー・スパーク名義
2 A Child's History of England
英国史物語
1854 暁書房(上下)('50) 歴史
3 The Uncommercial Traveller
無商旅人
1861 篠崎書林('82) エッセイ集
4 The Life of Our Lord
(わが主の生涯)
1934 英宝社「英和対訳キリストの生涯」('93)
北星堂書店「キリスト伝」('89)
評論社「キリスト伝」(上下)('79・'85)
新教出版社「救い主イエスさまのご一生」('81)
主婦の友社「キリスト教文学の世界9」('78)
イエス・キリストの伝記
没後出版

【主な研究書】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 The Life of Charles Dickens
定本チャールズ・ディケンズの生涯
1872

1874
研友社(上下)('85・'87) ジョン・フォースター著
2 Charles Dickens
チャールズ・ディケンズ
1906 春秋社 G・K・チェスタトン著作集 評伝篇2('92) G・K・チェスタトン著
3 Charles Dickens: His Tragedy and Triumph 1952 - エドガー・ジョンソン著
4 The World of Charles Dickens
ディケンズの世界
1970 英宝社('79) アンガス・ウィルソン著
5 Charles Dickens
チャールズ・ディケンズ
1983 西村書店('89) L・K・ウェッブ著
6 An Intelligent Person's Guide to Dickens
ディケンズの遺産
 人間と作品の全体像
1999 原書房('05) マイケル・スレイター著
7 図説 チャールズ・ディケンズ 2004 ミュージアム図書('06) エリザベス・ジェイムズ著

【関連書】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 The Detective and Mr. Dickens
文豪ディケンズと倒錯の館
1990 新潮文庫('01) ウィリアム・J・パーマー著
ディケンズが探偵役でウィルキー・コリンズが語り手を務めるパスティーシュ・シリーズ
2 The Highwayman and Mr. Dickens 1992 -
3 The Hoydens and Mr. Dickens 1997 -
4 The Dons and Mr. Dickens 2000 -

【参考】「バーナビイ・ラッジ」(集英社 愛蔵版世界文学全集15)
「エドウィン・ドルードの謎」(東京創元社 創元推理文庫)
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