夢見るは死の面影 タイトル

夢見るは死の面影

原題

 The Dream Is Deadly

発表年

 1960

著者/訳者

 カーター・ブラウン/田中小実昌

カバーデザイン

 勝呂忠

ページ数

 158

あらすじ（解説文）

出版

 早川書房
ハヤカワポケットミステリ735		 私立探偵ダニー・ボイドは出版社の社長フランシス・ハーリングフォードからある調査を依頼された─ハーリングフォードの社でこんど新しい雑誌を出すのだが、そのなかにショッキングな実話小説を載せたい。ところでこれに恰好な事件が、三年前ブロードウェイで起こっている。『夢見るは死の面影』で気狂い女を演じた人気女優アイリーン・マンデルが、公演中に失踪した事件だ。彼女の行方は三年経った今もわからない。もし彼女の行方をつきとめ、彼女の体験記をものにすれば、大変なセンセーションをまきおこせる。そこで、ボイドにアイリーンの行方をできるだけ早くつきとめてもらいたいというのである……。
ボイドはこの依頼を引きうけると、当時アイリーンと親しかった人々を訪ねた。だが、彼らはなぜかアイリーンについて語りたがらない。仕方なくボイドは事務所にもどったが……そこにはマニー・カーシュという殺し屋が彼を待っていた。そして、拳銃と二千ドルの小切手をつきつけ、アイリーンの事件から手をひけと脅迫した。殺し屋ふぜいの脅しにのるボイドではない─彼は事件からおとなしく引き退るような顔をして、そのじつひそかに調査を進めた。が、そのやさき、以前アイリーンのお付き女中をしていたジェニイ・ショウが殺され、事件はその謎をますます深めていったのである！

初版

 1962年

重版

 1996年３版（800円）

入手

 amazon

ISBN

 4-15-000735-7

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