女虎(めとら) タイトル

女虎(めとら)

原題

The Tigress

発表年

1961

著者/訳者

カーター・ブラウン/田中小実昌

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

136

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ723
ある朝、パイン・シティ保安官事務所に電話があった─精神科医ドクター・ソロの妻、マーサの遺体を埋葬するはずだった墓穴に、若い女が眠り込んでいるというのだ……。ひとの墓場をベッドと間違えるなんてまったく人騒がせな話だ─アル・ウィーラー警部はさっそく墓地へ車を飛ばした。そして、その女を起そうとして思わずギョッとなった! 女は眠っているどころの騒ぎではない、背中を拳銃で射ち抜かれ、文句なくあの世へいっていたのである!
殺されたのは、ドクター・ソロの秘書バーニス・ケインズ。だが、ウィーラーが調べてみると、秘書とは名目上にすぎず、本当はドクター・ソロの情婦だった。そのため彼女は自動車事故死したマーサから深く恨まれていたらしい。バーニスの死体をマーサの墓穴に投げすてた犯人はマーサに同情していた者か? ところが、マーサの生前の親友、ターニア・ストラウドを訪ねた警部は、彼女から興味ある事実を聞かされる─マーサは友人のフランク・コーベンがつくったあやしげなセックス・クラブの会員で、そこで知り合った私立動物園の経営者ハル・ベーカーなる男と非常に親しかったというのだ。
ウィーラーは長年の勘でこの男が臭いとにらんだ。だが、その矢先またまた殺人事件が起った。今度は墓地の門番が殺されたのである!

初版

1962年(140円)

重版

入手

amazon

ISBN

4-15-000723-3

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