悩ましい死体 タイトル

悩ましい死体

原題

The Unorthodox Corpse

発表年

1961

著者/訳者/解説

カーター・ブラウン/田中小実昌/S

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

150(巻末「カーター・ブラウンの人気」及びブラウンの小説リスト)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ691
ある朝、アル・ウィーラー警部は保安官に呼びつけられた。用事というのは他でもない─今夜、バニスター女子大学で催される講演会に出席し、現代の警察活動について講演してくることだった……。若くて、チャーミングなお嬢さんがたの前でお喋りできる機会が、殺人課の警部に二度とあるとは思えない。ウィーラーはこの申し出を心よく承諾した。
その夜、バニスター女子大学の講堂は警部の講演と、奇術師グレイト・メフィストの奇術を見んものと若い女子大生でいっぱいだった。だが、この女だけの楽園で残虐無比な殺人事件が起ったのである! ウィーラー警部の話が無事に終り、メフィストの奇術がはじまったとき、突然講堂の照明がいっせいに消えた。その間ほんの数秒─そして、再び照明が点ったとき、女子大生の一人、ジーン・クレイグが背中をナイフで刺され、朱に染って死んでいた! しかも、それまで壇上にいた奇術師の姿が見えない。が、まもなく彼の死体は体育館の体操用の木馬の上で発見された。ウィーラー警部は恐怖におののく女子大生と講師を講堂に集めると、直ちに訊問を開始した。その結果、学長のエドウィナ・バニスターが語学教師オーガスタス・ダフェイに脅迫されていることがわかる。どうやら事件の謎はこの脅迫に関係があるらしい……。が、その矢先またまた殺人が起ったのである!
女子大学で起った連続殺人事件! お色気たっぷりに描く超モダン・ハードボイルド!

初版

1962年(150円)

重版

入手

amazon

ISBN

なし

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