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疎開三年六ヶ月─楽しかりし桜の日々 義姉光枝の奨めで疎開を決意すること 途中姉富重の栄耀栄華の跡を偲ぶこと 桜部落で松根運びを手伝うこと ササゲを雉子に食われて泣き笑いのこと 敗戦で青酸加里と手が切れること 探偵小説のトリックの鬼になること 田舎太平記─続楽しかりし桜の日々 兎の雑煮で終戦後の正月を寿ぐこと 頼まれもせぬ原稿七十六枚を書くこと 城昌幸君の手紙で俄然ハリキルこと いろんな思惑が絡み思い悩むこと 農村交遊録─続々楽しかりし桜の日々 アガサ・クリスティに刺激されること 公職追放令に恐れおののくこと 澎湃として興る農村芝居のこと 昌ちゃんのお婿さんのこと 「本陣」と「蝶々」映画化のこと 桜部落のヒューマニズムのこと 伜亮一早稲田大学へ入学のこと 八月一日に東京入りを覘うこと |