キルマスター8/海賊スパイ タイトル

キルマスター8/海賊スパイ

原題

The Judas Spy

発表年

1968

著者/訳者

ニック・カーター/信太修一郎

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

180

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ1152
彼女は乳房を白い布できりりと締めつけているほかは全く裸も同然だった。裂けたジーパンをいじくっている。小さな、平らなお腹をささえているお尻と太腿は大きく豊かだった。布がほどけて、みずみずしい乳房があらわになる。ニックは砂の上に横になり、ターラを抱き寄せた。小柄なターラはホルスターに収まるルガーのように、ニックの胸にスッポリ収まった。 数時間前だった。ニックとアキムを乗せた潜水艇はインドネシア沖で航空母艦から降され、島のひとつに近づいた。AXE機関の上司ホークの命令は、インドネシア政変に乗じて悪どい掠奪、金持の子女の誘拐を行っている海賊一味、ジュダスとハインリッヒ・ミュラーの目的を探れというものである。この情報を持ち込んできたのがフォン島の美少年アキムだった。苦心の末上陸に成功した二人は、アリゲーターの攻撃をかいくぐりながら、日没時にフォン島を望むところまできた。そのときだった。突如オランウータンがアキムを襲い、その美しい裸身をひき出した。美少年は、実は海賊にさらわれたアキムの娘ターラで、ニックの助けを借り、ジュダスと戦おうというのだ。が、このときすでに疲労困憊した二人を包み始めた美しい南国の夜とは裏腹に、宿敵ジュダスの張る残虐な罠はニックに迫りつつあった! エロティズム、アクション、スリル満載の痛快シリーズ第8弾!

初版

1971年(330円)

重版

入手

絶版

ISBN

4-15-001152-4

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