キルマスター11/リオ撃破 タイトル

キルマスター11/リオ撃破

原題

Checkmate in Rio

発表年

1964

著者/訳者

ニック・カーター/岡本幸雄

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

191(巻末にニック・カーター・シリーズ既刊リスト)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ1243
リオ・デ・ジャネイロのコパカバーナの浜辺はくったくのない華やかさに満ちていた。肌を心地よく焦がす熱い太陽。オレンジ色の光線に輝く水平線。そしてすぐ横には、潮風に髪をなびかせ、美しい肉体を惜し気もなくさらしているロザリンドがいる。豊かな胸、引き締まった肢体、魅惑的な唇。ニック・カーターは最高の気分だった。これが与えられた仕事の一部じゃなかったら、ロザリンドがAXEの女諜報員なんかじゃなかったらすばらしいのに……!
リオ・デ・ジャネイロ駐在の六人のCIA連絡員がつぎつぎと姿を消した。有能な、おまけに一人一人独立して行動していた彼らが同時に消息を絶ったのだ。なにかがリオで動きはじめたに違いない、それも巨大な組織が。AXEの指令でリオに乗りこんだカーターの役どころはニューヨークで不正がバレて逃げてきた百万長者の実業家。ロザリンドは、その美しい情婦。しかし、彼らの到着を待っていたように、消えた連絡員のうちの二人が惨殺死体となって発見された。明らかに拷問のあとがみられる。カーターはさっそく捜査を開始した。一方では実業家ミルバンク、もう一方は記者ノランの、二つの顔を駆使するカーター。美貌を武器に謎に挑むロザリンド。が、歓楽の都リオを覆うどす黒い陰謀団の魔手は、やつぎばやに二人を襲いはじめた! シリーズ第11弾!

初版

1975年(470円)

重版

入手

amazon

ISBN

4-15-001243-1

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