第三の犬 タイトル

第三の犬

原題

The Curious Affair of the Third Dog

発表年

1973

著者/訳者

パトリシア・モイーズ/山口午良

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

234(巻末に1973年までのモイーズの著作リスト)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ1242
初夏の陽光に輝く郊外の村で週末を過ごすこと─ヘンリ・ティベット主任警視が、その厳しい顔の下に隠したひそかな願いだった。なにはともあれ、今度の土曜日だけは殺し合いなどはじめてほしくないものだ……。 ひとあし先にロンドン近郊の村ゴーズミヤに着いたヘンリの妻エミーは、姉のジェーンの家に寄寓して、すでに村の雰囲気に溶け込んでいた。噂好きの連中とのお付き合いや、ジェーンが運営している動物虐待防止会の手伝いが毎日の日課だった。ある日、エミーとジェーンは、ドッグレース用の犬を飼っているヒースフィールドという男の家を訪ねた。彼は酔って車を盗み、人を轢き殺した罪で服役しているので、誰かが残された犬たちの世話をみなければならなかたのだ。村の噂では、ヒースフィールドの人柄からはとうてい考えられない事件だという。しかし、大破した車の運転席には失神した彼、そして車の下から男の死体が出てきたのでは刑務所送りもやむを得なかった。 が、事故で死んだのはドッグレースの三流賭博師。しかも、エミーが犬小屋へ行ってみると、レース用の優秀なグレイハウンドが消えていた。ただの事故だろうか。ヘンリは兇悪な犯罪の匂いを嗅いだ……!
小村に起きた奇妙な出来事。消えた犬の秘密を追うティベット主任警視

初版

1975年(580円)

重版

入手

amazon

ISBN

4-15-001242-3

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